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【過酷な移動シリーズ】セネガルのKedougou(ケドゥグ)からマリのBamako(バマコ)まで移動編 ~怒り、怒り、怒り、そして怒り!!!!~

2015-10-11 14:12:49 マリ : バマコ

ボンジュール


セネガルを満喫しきったな。
そんな充実感で満たされていた。

村訪問の旅からKedougouに戻ってきた俺は、Kedougouを出る前に泊まっていた宿と同じ宿に戻った。
宿のスタッフはヘイマイフレーンド!you're back!と迎えてくれ、使い勝手のわかっている前にいた部屋と同じ部屋に通してくれた。
部屋に入ってきた瞬間、ものすごい「帰ってきた感」!天気もいいし、風も気持ちいいし、wifiあるし、水道から水出るし、ジュース買えるし、なんか踊り出したいほど気持ち良かった。

まずKedougouに帰ってきて一番初めにやったことといえば、一斉洗濯。
溜まった衣類と、今まで数々の汚物(ヤギのしょんべん、謎のうんこ、テロレベルの足のにおい)にまみれてきたバックパックをこの旅で初めて洗った。
あー、洗濯って気持ちいい。


さて、Kedougouに戻ったのは23日。
俺はこの後マリへ行かなければならない。
村に向けてここを出発する前に行った聞き込みで、24日の早朝、ガソリンスタンドからマリの首都バマコまでの直通のバスが出るという情報を入手していた。

が!一通行人のこの証言を鵜呑みにするのはあまりにも危険すぎる。
そのため俺はそのガソリンスタンドに行き、本当にバスが発着しているのかを確かめることにした。ガソリンスタンドで働いている人ならその真偽を知っているはずだ。

早速行ってみた。
最初に、事務所兼商店のような建物の中にいる男に、ここにバマコ行きのバスが来るって聞いたんだけど、、と聞くと、バス…?
と明らかにここに来るバスのことなんて知らない様子。

これはまさか、いややっぱりデマだったのか?適当なことを言われただけなのか?


ボスなら知っているかもしれない、と言う男に言われるがまま、奥に座っていたボス的な男に聞いてみた。


「バマコ?バス?明日の6:00〜7:00に来るよ。」



おおおおおおおお!バスは本当に来るみたいだ!しかもバマコ直通!!!!これはだいぶ楽な旅路になりそうだ!



いつもの俺ならもっと疑ってかかっていたところを、こんな甘い期待をしてしまったのは、村から帰ってきた安心感からかもしれない。
この時は、ずっと続いていた過酷な移動に終止符を打てる!と浮かれて宿に戻った。



これから訪れる過酷な時間を知りもせずに。





翌日は6:00にガソリンスタンドに来よう。
ということは5:30に起きればいい。そうわかっていたのに、久しぶりに使えるネットが嬉しくてつい夜更かしをしてしまい、寝たのは2:00過ぎだった。


■ケドゥグからバマコまでの移動開始。直通バスは本当に来るのか?!(移動のまとめは記事一番下)

5:30、外はまだ真っ暗。少し雨が降る中をガソリンスタンドに向かって歩いた。
真っ暗なガソリンスタンドに、大きな荷物を持った人が何人かいた。きっとバマコに行く人たちだろう。そこいた警備員的な男にもバス来るのはここでいいんだよねと確認したし、バスがきちんとここに来ることを信じてやまなかった。

6:00、あたりはまだ暗い。バスは来ない。時間通りに来るなんてことはあり得ない。想定の範囲内だ。

7:00、だんだんと明るくなってきた。バスの気配はない。向こうから大きな車が来るたびに反応してしまう。でもこれくらいの遅れは普通だ。
タクシー運転手が声をかけてくる。
「どこに行くんだ?」
「タクシーは乗らない」
「◯◯か?△△か?」
「だからタクシーは乗らないって言ってんだろ話しかけるな!」

ここら辺からしつこいタクシーの勧誘にイライラしてくる。
ちなみにこいつら、実際はタクシーではなくてセットプラース(乗り合いタクシー)のドライバーたち。
マリとの国境の町まで行くらしい。

ちなみにバスで直接バマコに行く以外の手段はこれしかない。
①Kedougou→Bamako(直通バス)
②Kedougou→Moussara(セネガル側国境の町)→歩いて国境越え→Minami(マリ側国境の町)→Kenieba→Bamako

なんて、波乱のにおいしかしないじゃないか。絶対にで行ってやる。


8:00、バスが来る気配がない。この辺りから大型車にも無反応になってくる。







おいおいおい、待てよ待てよ待てよ。まさかのまさかか?




この移動は他の移動よりも時間に気を使った。
目的地はマリ。
この国はこれまでの国の中で、そしてこれから行く国の中で一番治安的に心配していた国。

バマコでは数ヶ月前に覆面をかぶった男(ISIS?)が旅行客を襲い、何人かが殺されているし、都市部でも旅行客を狙ったテロ行為が起きていた。
本当はアフリカで一番行きたかった国なのに。最近の情勢が本当に不安定だ。今年8月にもホテルが襲撃されて欧米人が殺されている。
セネガルでマリのビザを取るまで、行くかどうか本当に悩んだ国だった。
最終的には、自分なりに集めた情報から、行くのはバマコだけにして、充分に警戒し、さっさと国を出れば大丈夫だと判断したのだけど。


だから夜は絶対に出歩きたくないし、夜とか深夜に到着されると非常に困る。それがどこの町であってもだ。



根拠はなかったけど、KedougouからBamakoまで、直通のバスに乗れたら12時間くらいで着くだろうと予想。Dakar - Kedougouよりも距離は離れていないし。
そもそもバスに乗りたかったのは、移動の楽さもあるけど、到着がそんなに夜遅くではないだろうというのも理由の一つだった。
けど、これ以上待ち続けたら到着も遅くなってしまう。そして危険な深夜のバマコに飛び込むことになってしまう。それだけは避けたかった。
どんな移動手段であれ、早く移動を開始するのに越したことはないのに、ここでバスを待ち続け移動を開始できないことに焦りは募り、しかも待ち続けてバスが来なかった時の損失はかなり大きい。






これは、、、、




切り替えだ。





予定変更、バスを待つことを諦め、不本意ながら②のルートでバマコを目指すことを決めた。

そして不本意ながら、しつこく声をかけてきていた男に声をかけた。


「これセットプラース(sept place="seven places":7人集まったら出発の乗合タクシー)だよね」
「いや、これはサンキュプラース(cinq place="five places":5人集まったら出発)だ。」
「あ、ちょと人数少ないんだ。で、いくら?」


4000CFAプラス荷物代1000CFA



はい出ました。いつも通り荷物代を盛ってきました。
何回言われてもイラっとする盛られた荷物代に、いつも通りの返しをする。

俺「500CFAだ

するとあっちは、

男「いやいやそれは無理だ。1000CFAと決まってる。」
決まっているはずはない。
俺「いや俺いつも500CFAしか払ってないし」
男「この車は他のとは違う、長距離だからな」
俺「全然長距離じゃねえだろ、じゃあいい、もう乗らない」





で、で、でた〜〜、伝家の宝刀
じゃあいいもう乗らない



男「……」



あ、あれ?何も言ってこない。ほら、止めろよ。俺行っちゃうよ?



男「……」



「じゃあいいもう乗らない」作戦が初めて砕け散った瞬間だった。

おうおう強気だな?ええ?じゃあいいよ、別にお前らの車じゃなきゃいけない理由はないからな。他のとこで見つけてやるわ!


半ばヤケになってその場を離れた。少し離れた場所にある、車の溜まり場、ガラージュに行くためだ。
歩き始めてからチラッチラッと後ろを振り向いても追って来る気配なんてゼロ。
あれ、マジで?本当にこの貴重な客を逃すの?
きっと話しかけた人が悪かった。他の人に言ってみようと思い、車の方まで引き返した。
先ほど話しかけたやつとは別のやつに話しかけるも、指差された車はさっきと同じ車。そして値段も一緒。
別のやつに話しかけたのにさっきのやつが話に割って入ってくる。うざい。

あーもういい!今度こそいいわ!ガラージュ行ってやる。バイバイ!

ガラージュならMoussara行きの車があるはず。
その予想は大当たりし、Moussara行きのセットプラースを発見した。
値段も4000CFAプラス500CFA(荷物代1000CFAから値切った)で、ガソリンスタンドで見つけた車よりも安い。

よし、じゃあ乗るよ!

と勢いで返事をしたものの、、なんだかちょっと引っかかる。





こっちの車の方が、明らかに人の集まりが悪い。
しかも、7人集まらないと出発しない。ガソリンスタンドの方は5人。そして結構人が集まっていた。

500CFA(100円)を値引いてくれないということに意地をはって、最適な選択をしていないんじゃないか。
100円なんてたいしたことない金額であって、それを払うだけで早く出発でき、早く到着できるのであれば、100円をケチったことによる時間の損失の方が大きい。
時には意地を捨て、諦めることも必要だ。


そんな簡単なことに気付き、一旦乗るよと言った車のドライバーに、あー、ごめん、後で戻って来る…かも?と言い残し、ガソリンスタンドに戻った。
ムサラには可能な限りはやく行きたい。
なぜならムサラからバマコへの直通バスがあるみたいな情報をゲットしていたからだ。

ガソリンスタンドに戻り、またまた別のやつに話しかけてみる。
そうするとまたまたさっき話したやつらが寄ってきた。でもなにかいろいろ言ってる。

「Bamakoまで行くんだろ?Moussaraから10時にバマコ行きのバスが出ているぞ。だからムサラに行った方がいい。」

「でもこっからムサラまでどれくらいかかるの?」

「1時間半くらいだ」

「今もう9:00過ぎてるんだけど。10:00に間に合わないよね。なんで不可能な選択を勧めてくるんだよ」

「もしかしたら間に合うかもしれないだろ」

「間に合うわけねーだろアホ!」



この時は割とどういう選択をすればいいのか本気でわからなかった。

待てども直通バスは来ない。
セットプラースには乗れる。けど、何回も乗り継がないといけない。つまり到着はめちゃくちゃ遅くなる。そしてムサラからの直通バスも間に合わない。


うーん、、、悩んだ末に出した結論。








この日、バマコに行くのは諦める。
そして、刻みに刻んで少しずつ進み、日がくれたらその村なり町なりで夜を明かす。


こんな感じ。
俺の前の道がみるみるうちに険しい方に傾いていく。


ラッキーなことに、この時悩んでいる姿を見て、結局荷物代を500CFAに下げてくれた笑


荷物を車のトランクに詰め(今回は汚物つきませんように)出発を待った。
が、何やら様子がおかしい。ドライバーと思われる男たちが何やら激しく言い争いをしていた。
そして男のうちの一人が怒った様子でトランクに積まれた荷物をどんどん下ろしていく。俺の荷物も例にもれず下ろされようとしている。
わけが分からない。何が起こっているんだ。
混乱している俺の目の前で、昨晩降った雨によってできた水たまり上に俺の荷物を下ろそうとしている男。



ちょちょtyとyとyとちょtyとまてえええええええええええええええええ!!!!!















ちゃぷん。

















てめええええええええええふざけんなよ!!!!!!!

ぶちギレる俺。向こうもなぜか切れている。
なんなんだよ。まじで。

男「あっちの車だ、あっちに行け」


なぜか車を乗り換えるように言われ、指差された方の車に行った。


すでに車にはかなりの人が乗っていたが、俺が乗れないことはなさそうだ。

俺「これ、Moussara行くよな?」
男「Moussara?ムサラに行くなら、うーんそうだな、8000CFAだ」









俺「は?






俺「いや、さっき4500CFAでまとまってたし、なんでいきなり8000になってんのか意味不明だしとりあえずふざけんなfuck」
男「この車は回り道してムサラに行くから遠いんだ、だから高い」
俺「ふざけんなお前らの都合で車乗り換えさせといてなんで余計な金払わなきゃいけねーんだよアホンダラ!!!!!!!ボケ!くそ!うんこ!!!
男「うるさい、どっかいけ!!!」
俺「ゴミが!!」


くそ男から離れると、さっき降ろされた車の方から、別の男がこっちだこの車に乗れと声をかけてきた。
その男とはまた別の男が別の方向からこっちだ!こっちに乗れと叫んでいる。






プツン













どれに乗ればいいんだよ!!!!!!Fuuuuuuuuuuuuuck!!!!!!!!!!!!!!!!!!!これ以上振り回すなああああああああ!!!!!!!!!!(原文ママ)」


めっちゃ大声で怒鳴った。
この大声に一人の男は声をかけてくるのをやめ、もう一人の男の車に乗ることが決まった。
ここでブチ切れたおかげ(?)かどうかは分からないけど、この後周りの男は低姿勢になり、自動的に助手席に座れることになった。
そしてガソリンスタンドに来てから約4時間後、10:00、やっとKedougouを出発した。
出発直前、ガソリンスタンドのおっちゃん、「車で行くのがいい。今日は多分もうバス来ないから」って。
なんなの?バスって気まぐれでこなかったりするの?
まだ波乱に満ちた過酷な旅路は幕を開けたばかりである。



■理不尽さに満ちたアフリカ。絶対に負けない。

一人で悠々と助手席に乗ったのなんて、個人タクシーを除いたらアフリカで初めてだと思う。
こんな快適な移動久しぶりだ。と思っていたのもつかの間、出発して2時間も経っていないところで車が停車。
エンジンがかからなくなったみたいだった。
助手席に座れたのは初めてだけど、乗った車が故障するのはいつも通りだった。

車を修理中、そこにあった村でご飯を食べたり、ぶらっと村を歩いたりした。
ここがムサラだと思っていたのだけど、ムサラはもっと先らしい。
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村の若者がたかってきて俺の写メを撮り始めた。写真を撮られるのは初めての接され方だった。
【過酷な移動シリーズ】セネガルのKedougou(ケドゥグ)からマリのBamako(バマコ)まで移動編  ~怒り、怒り、怒り、そして怒り!!!!~

車はいつの間にかいなくなってたのだけど、1時間くらいして戻って来た。
再出発。
が、車に再び乗り込んで、走り出したと思ったら、100mくらい走って止まった。










男「乗り換えだ」









、、、、、、、、は、、、、、、。またかよ。。なんなんだよ。。。


初めて見る男が急に現れ、俺の荷物を勝手に持っていく。

そして連れて行かれたのは、ミニバスのような少し大きめのバン。
どうやらこのバンでムサラまで行くらしい。
荷物を屋根に乗せ、車の中で待っていると、さっき荷物を勝手に運び始めた男が俺に衝撃的なことを言ってきた。













「荷物代1000CFA払え」













俺「は?


俺「いや、俺はもうムサラかかる費用はすべてさっきのドライバーに払った。だから払わない。」

男「さっきのドライバーから運賃は受け取った。だから荷物代を払え。」

俺「荷物代も含めさっき全部支払った。”ムサラまでかかる費用すべて”を全額支払い済みだ。だから払わない。」

男「(語気を強め)1000CFA払え!!


本当に訳がわからない。なぜここでさらに金を払わないといけないのか。
もし、さっきのドライバーから受け取ったお金が足りないのだとしたら、さっきのドライバーに問題がある。
さっきのドライバーはどこだ、と聞くと、もう去ったと。

わざわざドライバーが去ってから金の話をしてくるところにもだいぶむかついたし、何よりこっちの言い分を全く聞き入れようとしない頑なな態度とその理不尽さに怒りは頂点に。

俺「だ!か!ら!金はもう全部払った!足りないのならそれは俺のせいじゃない、さっきのクソドライバーのせいだ!俺は絶対に払わない!!ふざけるなよ。」

男「チッ、もういい、降りろ




俺「。。。はぁ。クズが。ああいいよ降りてやるよ。(原文ママ)」


男を睨みつけて、荷物を抱えて車を降りようとした。
そこで降りてどうするかなんてわからなかった。ここからムサラに行く車がないことなんて一目瞭然だし。
数時間前に学習した、「時には意地を捨て、諦めることも必要だ」ということを実践するには俺はあまりにも意地っ張りすぎるのかもしれない。
でも納得いかないことには全力で主張するし対抗する。大げさだけど、屈したくない。それが俺のスタイルだ。

荷物を背負って、たぶん人を殺しそうな目をしながら車を降りようとした時、ずっと金を要求してきた男が俺に、車に戻れ、的なジェスチャーをした。
最終的にあっちが折れ、俺は追加の金を払うことなく乗車できた。
ちなみに他の乗客で金を払っている様子の黒人はいなかった。

あからさまに不機嫌な俺は、また助手席に座ることに。笑
そして出発。




途中、バンが止まった。
軍人のようなごつい男が車に近寄ってきて、IDチェックをする。
その高圧的な男は数人に対し車の外に出るように指示した。その数人の中に俺も含まれていた。

ちょっと離れたところにある軍人が数人いるところに連れて行かれた。

こいつらが何のために俺らをここに招集したのかがわからない。
俺に対し、何かを出せ!出せ!的なことを言っているのはわかる。そしてそれがパスポートということもわかる。
ただこいつらの圧倒的な高圧的態度が気に食わなくて、ずっと反抗してた笑
最終的にパスポートは渡したものの、それを見ながら、1000CFA払えと言ってくる。
ああ、何?これがよく聞く賄賂?ふざけるな。払わない。

さっきの一件もあって、不当な支払いに対してかなり怒りを表すようになっていた俺はこいつらに噛み付く。
そうするとこいつらいきなり「博打な塩!博打な塩!」とか言い始めた。気でも狂ったのか。
そこにいたバンの乗客が、注射を打つジェスチャーをして俺に必死に伝えようとしてくれた。
博打な塩、バクチナシオ、バクチナシオん、vaccination!ああ、予防接種のことか!
それならバンに積んである荷物の中に入っていると言い、バンに取りに戻ろうとするも、1000CFA払えと言われ続ける。

完全に賄賂だと思った俺は、払わない。他は誰も払ってないじゃないか。正当な支払いなんだったらレシートかなんかあるのか?あ?
とずっと反抗していたものの、パスポートはあっちの手の中。返せと言っても全く返してくれない。軍人だけではなくドライバーも金を払えと言ってくる。

なんでこんなクズばっかなんだよ、クソが。

払わない限り先に進めなかったので、1000CFAを投げた。
そして相手が持っていたパスポートを手を大きく振りかざして、勢い良くぶんどり、そこにいるやつら全員睨みつけて「クソが!!(原文ママ)」と叫んでバンに戻った。

予防接種(たぶんイエローカード)を見せるチャンスすら与えられず、金だけ取られた。ここにいる役人?軍人?はゴミだ。


こんな理不尽なことで満たされているアフリカ。そのうち慣れるのだろうか。いや、慣れたくなんてないね。



■マリに入国。初夜はまさかの。。。。野宿?

いろいろと怒りを振りまき、最悪の印象を残したセネガル。
ムサラに着いたのはケドゥグを出て4時間半後のこと。
ムサラに着いて、国境の役人は俺を一番に対応してくれ、バンの乗客の誰よりも早く国境にかかる橋を渡ることができた。
【過酷な移動シリーズ】セネガルのKedougou(ケドゥグ)からマリのBamako(バマコ)まで移動編  ~怒り、怒り、怒り、そして怒り!!!!~

ちなみにこの橋、日本もいろいろ関わったってことなのかな?
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マリ側の入国も難なく通過。
さて、、、一番情報収集に気を使い、一番心配していた国、そして一番来たかった国についに来た。
マリ側の国境の町Minami(マイナミ)から、おそらく今日泊まるだろうなと考えていたKenieba(ケニャバ)までのバイクタクシーも2000CFAですぐに見つかった。
マイナミで入国しょっぱなびびったことといえば、

・セネガルで通じていたフランス語が全く通じない(そして聞き取れない)
・水を買っていたら、隣の女が私の分も買ってと当然のように言ってきた。図々しい。
・セネガル人に比べて顔が原始的になった。

こんなことくらいだろうか。

バイクタクシーでマイナミを出発。
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両手に緑が広がる気持ちの良い田舎道を、陽気なマリ人の同乗者と笑いながらビュンビュン飛ばした。
なんだか本日のタスク(Keniebaにたどり着くこと)が目の前に迫って、気持ちに余裕ができていたように思う。
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しばらく走ると前の方に雄大な台地が見えてきた。
セネガルとはまた違った民族。そしてセネガルとは違った風景。さらには自分が描いていたマリのイメージとも違った風景。
自分の知らないマリがそこにある。
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まだ入国して数時間しか経っていないけど、とても美しい国だということはわかる。
本当はもっとじっくりと見て回りたい国だった。
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道中に出てくる「Bamako」「Kaye」という、地図上で思いを馳せた文字を掲げた看板を見ると、ああ、本当にマリに来たんだなと実感した。

16:00、Keniebaについた。
ケニャバもまたディンディフェロのような、滝が流れる崖の麓に広がる小さな美しい村だ。
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バイクタクシーが到着した先は、好都合にもバス乗り場。
ここでバマコ行きのバスがあるかどうかを聞いてみた。

一番理想だったのは、夜発翌日の日中着のバスがあれば、ここに泊まる必要もないし、楽だなあと思っていたのだけど、聞いたところ、どうやら明日の早朝発のバスみたい。
バマコまでは8時間ほど。それならまだ明るいうちに到着できる。
とりあえずバマコ行きのバスが見つかってよかった。
さて、、、、、ということは今夜はこの村に泊らなければいけないけど、宿はあるのだろうか。。。

バス乗り場にいた片言の英語を話せる男に宿があるかを聞くと、どうやらあるようで、しかも近いらしい。
早速歩いて行ってみた。のだけど、そこにあったのは外観は綺麗なものの、人気の全く感じられない廃墟のような建物。

うーん、、、これは営業しているのか?むしろ営業していなかったらこの敷地にテント張って野宿できるな。
などと考えながら、ひたすらその場で待ったり、近くにいた若者に聞いて回ったりしていた。
しばらくすると帰ってきた宿の男。どうやら営業しているみたいだ。
値段を聞くと、「20,000CFA(4000円)」。
いや高い高い!!!!!
値切りにも首を振り続けた男。この時俺にある考えが浮かぶ。




さっきのバス乗り場の建物、、あそこで夜を明かせないかな。そうすれば明日寝坊してバスに乗れないなんてことも起きないし。
そうだ、そうしよう。



足早にバス乗り場に戻って、そこにいた適当な人に、ここで寝るのとか大丈夫?と聞くと、もちろん大丈夫さ!と。他の人もここで寝てるしな、と。
おお、それは心強い!
かくしてマリの初夜の宿が決まった。バス乗り場で半野外野宿だ。

本当はマリで野宿なんて、治安的には絶対にしたくなかったのだけど、、まあケニャバは地理的にテロリストがいる場所からはかなり離れているし、逆にこういうマリ人しか寝泊まりし無さそうな場所の方が、欧米人が泊まったりする宿よりも安全だったりするんじゃないかな。
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バス乗り場の男になぜか妙に気に入られてしまって、一人でケニャバを歩こうとしたら付いてきたり、俺が眠くてウトウトしてるのに足をガッと掴んできてマッサージをし始めたり、イヤホンで音楽を聴いているのに5分に一回話しかけてきたりした。
だめだ、、、、マリ人との距離感、まだわかりません。

とりあえずすることがなかったから偶然見つけたビールを飲みながら夜を待った。
久しぶりのビールだ。うんめーーーーーーーーー!!!!!
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疲れからか食欲もなかったので、夜になってからもバス乗り場の椅子で横になっていたら、見知らぬ男が、飯食うか?!と誘ってくれ、パンと肉をご馳走してくれた。うまかったなあ。
疲れていたし、朝早く起きたのもあって、すぐに眠気はやってきた。
のだけど、俺を気に入ってる男は眠ろうとしてくる俺にひたすら絡んでくるし、夜になると大量発生する蚊に襲われて安眠を得ることはできなかった。

はあ、、、お願い、寝かせてくれ。。。
こうして恐ろしく長い1日が終わった。



■マリでできた最初の友達……?

なんだかんだで疲れから爆睡していた俺は、翌朝6:00に起床。
前日に6:00発と言われていたバスは、来ていない。あれ、なんとなくここのバスは時間に正確そうな予感がしたのだけど。
12:30にくるよと告げられた。じゃあなぜ昨日6:00と言ったのか。。。
寝ていた席でぼーっとしていたら、流暢な英語で話しかけてきたマリ人がいた。
イブラヒム。旅行帰りの男だ。
なんでも日本とか韓国とか中東ヨーロッパ、いろいろな国に旅行しているみたいで、各国のビザを見せびらかしてきた。
なんか宝石を売る仕事?をしているらしく、各国での会議の様子や商談の様子を写した写真も頼んでないのに見せてきた。
ロンドンで勉強していたらしく、英語は他のマリ人に比べて全然うまい。
昨日の夜から俺が日本人ということに気づいて話しかけたかったのだけど、俺があまりにも疲れている様子だったから話しかけられなかったのだとか。

俺もすることなくて暇だったし、英語話せる人なんて他にいないからイブラヒムとずっと話していた。
なんか頼んでもいないのに、これあげるあれあげるとアクセサリーやケニア・タンザニアの紙幣をくれたりした。
旅行帰りで自国通貨のCFAは全くない状態なんだけど、他国通貨はたくさん持っているんだって。
いやそれCFAに両替しとけよ。

マリ人ということで彼にマリの治安について質問。
「モプティとかジェンネとかやっぱり危険かな?」
「モプティ?モプティなら全然平気だぞ、俺はモプティ出身だ。」
「ああそうなの?でもそれより北は危ないよね〜」
「砂漠の方はテロリストの領域だから行っちゃだめだ」

なんであっちはあんなにテロリスト多いのかなーと聞くと、いろいろと教えてくれた。
まず、マリは資源(特に金)が豊富に眠っている国なのだそう。
金の産出量?埋蔵量?はアフリカ大陸第3位(1位南アフリカ、2位ガーナ)らしく、その資源を取り合っているんだって。

そしてそのマリにフランスが軍事介入を決定。それはもちろん金が欲しいから。
あるニュースで聞いたことあるけど、紛争地帯にオイルがあればあるほど他国が軍事介入する率が高くなるという統計がある。
マリの場合オイルではないけど、同じようなもんだろ。

フランスさんよ、アフリカをしっちゃかめっちゃかにしすぎだよ。


彼と話して時間を潰していると、13:00、バスが来た。まあ許容範囲内の遅れ。
なんだかイブラヒムは俺を構いたがる。かといって金を請求してくるわけでもなさそうだし、本当に日本人と話したいだけなんだろうか。

バスに乗ってからも、自由席なのにここに座れと自分の席に近い席に座るよう指図(言い方悪いね。指示?的な)してくるし、休憩の時、コイン持ってるか?と100CFAを要求されたのだけど、まあアクセサリーとかもらってるし、それくらい全然いいよと何も気にせず、大したトラブルもなくバスは進んだ。
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ちなみに、おそらくモロッコ以来となる大型のバスである。(乗り心地は遠く及ばないけど)
補助席はないから、座りきれなかった人は通路にタンクを置き、そこに座るか、立ち。笑


俺はバマコの安宿の目星をつけてあった。だからバマコに着いたらそこに直行しようと思っていた。

けど、なんかイブラヒムがいろいろ言ってくる。

「宿まで俺が一緒に行って、お前を下ろして俺は家に戻る。俺はタクシーの値段知ってるからぼったくられもしないしその方が良い」
とか
「旅行から帰ってきたばっかりだから部屋がかなり散らかっているけど、それでも良いなら泊まりにこい」
とか。

が、マリでは観光する気もなかったし、むしろタスクが割と多くあったのできちんとしたネット環境も欲しかったし、なにより人の家に泊まるのって気を使うから正直あまり好きじゃない。出会って間もない人なんて余計にだ。

だから、いや、俺は自分の宿に行くよ。と断っていた。


21:00くらいにバスがバマコに到着。
イ「どうだ、ものすごくでかい街だろ!!」
俺「あ、うん、、」
確かに車の量は一気に増えた。が、特にビルとかがあるわけでもないし、道が広いだけで、首都の割には、、、という感じ。

ああ、これが夜のバマコか。別に危険な感じはしないけど、でも襲われた人もそう思ってて襲われたんだろうな。
今目の前にいるあの男がいきなり銃を出すとかそういうレベルの予期せぬことなんだろう。というか、そこまできたらもう防ぎようがないわ。だから夜はなるべく外に出たくないのに。

急いで宿に向かいたい俺の横でタクシーの値段交渉をしているイブラヒム。

マリ人ですらタクシーにふっかけられているらしく、なかなか話がまとまらないみたいだ。

するとイブラヒム、俺に彼の部屋に泊まることを強く勧めてきた。きっと、俺の宿によってから自分の家に帰るっていうイレギュラーなルートが話をややこしくしているんだろう。


「シャワーもあるし、ファンもある!冷蔵庫だってある!部屋だって綺麗だし、きっと気にいるよ!」
「wifiは?」
「wifiはー、、、、ルーターが動けばある!動かなかったら俺のsim使って良いし。家族の家も近いから、そこに行ってマリの伝統的な暮らしを見たり、マリ料理を食べたりできるし。うん、もうそうしよう!」

と半ば強制的に彼の家に泊まることになった。
まあ、現地人の家に滞在するのは経験としてはおもしろいものになるだろうし、宿代も浮く。
とりあえず早く休みたかった俺は、わかったよじゃあ行くよと行って彼の家に行くことになった。

タクシーをつかまえ、バスを降りたところから南に下る。俺が行こうとしていた宿は北にあったから、真逆の方向。なぜわざわざ真逆にある俺の宿に寄ってから自分の家に帰るなんて面倒くさいことをしようと思ったのだろうか。
その理由は彼の家に着いた後に明らかになる。


かなりの距離を走ってたどり着いた、かなり郊外にある彼のアパート。
宝石商なんてしてたらさぞかし儲かっているんでしょう。どんなところに住んでいるのかな?と期待していたのだけど、見えてきたのは普通のアパート。
そしてタクシーを降りるなり発された一言。

「2000CFAだって。」


「え、何俺が全部払うの?」
「そうだよ。」

(うーん、まあ泊めてもらう立場だし、まあ払うか。)

としぶしぶ。細かいのがなかったから、10000CFAをイブラヒムに渡す。

部屋に入ろうとすると、鍵がうまく開かず、ちょっとここで待っててと言われ、彼、どこかへ消える。
30分ほど待ちぼうけ。ちなみにこの時点で10000CFAはまだ彼の手中。

戻ってきて、やっと部屋に入ることができた。


その部屋は、4.5畳くらいの部屋が二つつながったこれ以上ないほどシンプルな部屋。
第一の部屋にはソファーのみが置かれ、第二の部屋には冷蔵庫と彼が寝起きする布団(布の束)のみが置かれていた。
部屋には埃がたまり、シャワーどころか水すら出ない、トイレも流せない、そんな部屋だった。
【過酷な移動シリーズ】セネガルのKedougou(ケドゥグ)からマリのBamako(バマコ)まで移動編  ~怒り、怒り、怒り、そして怒り!!!!~【過酷な移動シリーズ】セネガルのKedougou(ケドゥグ)からマリのBamako(バマコ)まで移動編  ~怒り、怒り、怒り、そして怒り!!!!~



初めに思ったこと。















来なきゃよかった。









そして忘れてはいけないこと、タクシー代のお釣り。
いつまでたっても金のことに触れないイブラヒムに、あのさ、さっきのお釣り返して、というと、ああ、忘れてたはははと紙幣を手渡された。




その額7000CFA




「えっと、あれ?タクシー代2000CFAだったよね?1000CFAは?」
「ああ、携帯のカード買ったけど?」
「……は?」

一気に不穏な空気になった。
え、なんで人の金で自分のカード買ってるの?
しかも言うまでお釣りを返すそぶりも見せなかったし、お礼の言葉は一切なし。
イ「え、何か問題でも?」的な態度。
さすがにかなりイライラして、
俺「あのさ、ここに泊まる前にはっきりさせたい。俺は一体いくらの金をお前に渡さなきゃいけないの?」
イ「何を言ってるんだい?マイフレンド。お前は友達だ。金なんていらない」
俺「現にお前俺の金使ってんだろ」
イ「それは俺今手持ちのキャッシュがないしあーだこーだ(言い訳を並べる)」
俺「別に俺は金を使われたことじゃなくて、それについて何も言ってこないことが理解できないし、それに腹をたててるんだ。」
イ「ヘイフレンド、たかが1000CFAぽっちじゃないか。そんなんで友情は壊れないだろ」
俺「お前がいうセリフじゃねーだろ!」

俺はこうやって友情という大義名分を振りかざして金銭問題をうやむやにする奴が本当に本当に大嫌いだ。そんな奴と友情を築いた覚えはない。

イ「そんなに出て行きたいならここじゃなくてホテルに泊まってもいいんだぞ」
俺「(半強制的にここに連れてきたのはどこのどいつだよくそ)今何時だと思ってんだ?今から出るのは無理、でも明日絶対に出て行く。」

こんな感じでしばらく言い争いを続けた。あっちは最後の最後にやっとソーリーという一言を発した。
一気にピリピリとした空気が流れた。


昨日から言い争ってばっかり。
なんでだろう、俺が変なのかな。。と不安になる。

その時、奴(もはや名前で呼ばないw)が俺に聞いてきた。

イ「俺のカバンどこだよ」
俺「いや、、知るかよ」
イ「タクシーで抱えてたカバンだよ!あれにはパスポート、財布、ラップトップ、everythingが入ってるんだ!」
俺「まじ?タクシーに忘れたの?でもタクシーだいぶ前にどっか行ったし、警察行ったほうがいいよ」


奴は慌てて外に出て行った。どこに行ったのかは知らない。
さすがに少々気の毒にはなったものの、俺にできることは何もない。
ソファーに座ってキャンディクラッシュをしていた。
すると、足元に巨大な黒い影がもぞもぞ。うわ?!ネズミ?!!?!
いいえ、巨大なゴキブリです。

は、、、、、何が「部屋だって綺麗だし、きっと気にいるよ!」だよ。。。

なんだか色々気が滅入って寝ることにした。
寝ていると奴が帰ってきた。


イ「あー、あの中にはパスポートと財布とラップトップとeverythingが入ってるんだぞ!」
俺(さっき聞いたよ)

イ「タクシー降りた時、お前は逆のドアから降りてたよな?それじゃあ俺の荷物に気づかないよな。それが問題だったんだ!
俺(は、こいつは俺のせいだって言いたいのか?)
俺「自分の荷物でしょ?なんで自分で気をつけないんだよ?」







イ「Youの荷物に集中していたからだよ!




はあ、、もう何かを言い返すのも面倒くさい。口を開けば言い訳、自己正当化、責任転嫁。うんざりしたので10割無視して寝ることにした。


イ「あのカバンにはパスポートと財布とラップトップとeverything、エーーーーーブリシングが入っているんだ」

夜中までこのフレーズは繰り返された。


翌日、朝起きると、第一声が
「カバンをなくしたんだ。あのカバンにはパスポートと財(以下略」
「お前にこの気持ちがわかるか?昨日は心配で一睡もできなかったんだぞ」

なんなの?アルツハイマーなの?何回聞いたと思ってるの?それを連呼して俺に何をして欲しいの?
確かに気の毒だけど、いい加減うんざりする。
昨日大きないびきをかきながら寝ていたよ」という言葉を飲み込んだ。


早く宿に移りたかった俺は、足早にアパートを出てタクシーを拾おうとしたのだけど、奴がしつこく「お父さんの家で朝ごはんを食べていけ」とうるさい。
「いや、なるべく早くホテルに行きたいんだ」と言っても、「ホテルホテルホテルってホテルばっか。」と言われ、「挨拶するだけ、それだけでいいから」と今回も半ば強制的に家に連れ込まれる。

ここは奴の父親の家。でかい家。聞いてはいないけど、ここもきっと一夫多妻制なんだろう。
【過酷な移動シリーズ】セネガルのKedougou(ケドゥグ)からマリのBamako(バマコ)まで移動編  ~怒り、怒り、怒り、そして怒り!!!!~
ああ、昨日はこの綺麗な部屋に泊まりたかった。とふかふかのソファーに座りながら思った。
結局挨拶だけで終わるはずもなく、朝ごはん(パンと紅茶)をご馳走になった。


最終的には、俺がこの家にいる間に警察から連絡が入り、奴のバッグが見つかった。






わー、よかったね(棒読み)




この後無事、ホテルに向かいチェックイン。
ケドゥグ出発してから50時間以上、俺の移動は終了したのでした。



マリ、強烈な幕開けだ。


●ケドゥグ→バマコ移動情報まとめ
--------------------------------------------
Kedougou→Bamako 大型バス 値段不明 運行曜日・出発時刻不明

Kedougou→Moussara セットプラース(5人乗り) 4000CFAプラス荷物代500CFA
Moussara→Minami 徒歩10分
Minami→Kenieba バイクタクシー 2000CFA
Kenieba→Bamako 大型バス 6000CFA 荷物代無し 6:00発(実績13:00発21:00着)

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【西アフリカビザ情報】マリのバマコで取るブルキナファソビザ ~カラフルなバマコ~

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COMMENT

JIRO

初めまして!
素晴らしい写真を観て興奮しております^^

植物の生い茂った緑の山に真っ直ぐ伸びるアスファルトの一本道の壮大な景色たまりませんね。これもマリでしょうか?

10月にマリに旅されてたんですか?
気候は旅しやすいですか?雨は少ないのでしょうか?


返信 REPLY

2016-04-20 16:33:23

KEI

JIROさん、コメントありがとうございます!

はい、緑生い茂る写真たちはマリの国境を越えたすぐの場所です。ええと、マリにいたのは9月の後半でしたね。マリはとても危険だったので1週間弱しかいなかったのですが、気候は雨には降られることはなくただ暑いだけでした!
ただ、隣国のセネガルはスコールだった雨が頻繁に降っていたので、もしかしたら自分がいたタイミングでただ運良く雨が降らなかっただけかもしれません。。

マリは本当に美しい国だと思うので、一刻も早く治安が安定することを願います。

返信 REPLY

2016-04-29 17:35:05

JIRO

KEIさん、返信ありがとうございます^^

マリも確かに情勢不安定だと思いますが、実際旅されててどのような場面で危険を感じられましたか?

自分もそろそろ西アフリカを巡ってみようと思ってますので、楽しみですがリアルな現地情報を知ると身が引き締まる思いです。

アフリカ中心を中心にブログを引き続き拝見させていただきます。ありがとうございます!

返信 REPLY

2016-06-29 15:08:59

KEI

返信が遅くなってしまいましたが…

マリには、ブルキナビザを取るためだけの最低限しか滞在しませんでした。4日くらいかな?なので、マリ自体で危険な目には運良く合っていません。
自分がバマコを離れた次の月に、バマコで外国人が泊まっているホテルが襲撃されたニュースを見たときは背筋が凍りましたが…

バマコは、安全を金で買おう!とある程度ちゃんとした宿に泊まったのですが、逆にボロボロの安宿の方が安全かもです笑

ナイジェリアとか他の国での方が怖い目にあいましたね。


アフリカの記事、全然進んでなくて申し訳ないですが、もうしばらくお待ちください…!笑

返信 REPLY

2016-07-25 10:34:59


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