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世界一入国するのが難しい国はどこだと思いますか?

2015-06-19 00:40:46 イギリス : ロンドン

オラ

入国審査が世界一厳しい国はどこでしょう。
このブログ内で、国境を越えるのが大変なのはイスラエルと散々言ってきた。
自分もそう思っていたし、そう感じた。
あの時までは。。。


バルセロナからロンドンのヒースローまで、イベリア航空を利用。(65ユーロ)
イベリア航空を使ってよかったなと思ったのは、バルセロナ空港でセルフチェックインできて、出発が次の日の朝なのにもかかわらず荷物を預けることができたこと。
遊びに来てくれた友人が、夕方の便で帰国したので、俺も一緒に空港に行き、次の日の俺の便まで空港に泊まることにしていたのだけど、大きな荷物と一緒だと気も使うし、移動も大変だし、なかなか休めない夜になるだろうなあと思っていた。
が!前日のうちに荷物を預けることができて身軽に。そして、ゲートも前日の夜10時(フライトの12時間前)に入ることができて、心置きなく寝ることができた。(地面に)

マドリッドで乗り換え。
この乗り換え時間にある重大任務をしなければならない。
それは、イギリス出国のチケットを予約すること。

そう、イギリスはその入国審査の厳しさで有名。
イギリスを出国するチケットがないと、リアルに日本に強制送還もあり得る。
そして少しでも怪しいところがあっても猛烈な質問攻めにあい、ボロが出ると入国拒否からの強制送還
イギリスは近年増加している不法労働の取り締まりを強化しているらしく、労働目的のツーリストビザの発給を警戒しているのだ。

だから、例えば以下のような旅行客は怪しまれる。
・出国の航空券を持っていない(イギリスに滞在し続けて働く気でしょ?)
・お金がないorなさそう(そんなんでイギリス旅行できないよね?働く気でしょ?)→預金残高も確認される
・宿泊先が決まってないor友人宅(なんで宿を予約しないの?フラットでも探して住む気?働く気でしょ?)→予約証明書の提示を求められる
・短期間で再入国(なんで前に来たのにこんなすぐに戻ってくるの?働いてるんでしょ?)
・無職(イギリスで働く気でしょ?)→働いている会社名を聞かれる
・「恋人に会いに来た」という人(労働ビザ目的の偽装結婚だろ?働く気でしょ?)

etc...

他国ではまったくセーフなことが、イギリスではアウト。

EU加盟国はイギリスで自由に働くことができ、ポーランドからの労働者が急激に増加しているらしい。
これは、モンゴルであったロンドン出身のレイチェルが話していた。
だから、イギリス国内の労働者と、EUからの労働者を守るために、その他の国からの労働者にかなり厳しくなったとのこと。


この話を聞いていたから、俺はちゃんとイギリスを出国するチケットも予約したし、泊まる宿も予約していたし、不備はないと思っていた。



いざ到着したイギリス最大の国際空港、ヒースロー空港。

ドキドキしながら入国審査を待つ。


「next!」


呼ばれて向かった先に待っていたのは色白でロン毛のひょろっとした眼鏡をかけた陰気そうな男。
俺はこの男の顔を一生忘れない……


(第一印象が大事だよな。うん。)
俺「Hi!(ニコニコ)」
男「もごもごもご」
俺「え?(イギリス訛りがひどすぎて全然聞き取れない)」
男「イギリスには何をしに来た?」
俺「え?!」
男「イ  ギ  リ  ス  に  は  何  を  し  に  来  た?(イライライライラ)
俺「あ、、、、、観光です。」
男「何を観光するの?」
俺「(え、イギリスの観光スポットとか全然知らん。。。)えーと、ビッグベンとか、、、とりあえず街を歩き回ったりしてー。。」
男「(目つきが変わる)」

たぶんこの瞬間俺は奴の中で怪しい旅行客リストに入ったのだと思う。
プラス俺がなんども聞き返すものだからあっちもイライラしたんだろう。
それならちゃんとした英語話せや。イラ


そこからの質問は酷いものだった。
「職業は」
「エンジニア。フリーランス。」
「会社名は?」
「あなたしらないと思うけど。」
「俺が知っているかどうかは問題ではない、答えろ」
「イラ。○○○○株式会社。」
「給料は?」
「働く量による。」
「平均を聞いてるんだ。」
「イラ。○○○ドルくらい。」
「旅行をしていて月にどれくらい金を使うのか。」
「国による。」
「平均を聞いてるんだイライライラ」
「イライラ。○○○円くら...」
「ポンドで答えろ。(だいぶ食い気味で)」
「イライライラ。ポンドなんて知らん。○○○ドルくらい。」

「ロンドンに友達はいるか?」
「いるけど」
「名前は?電話番号は?」
「ディラン。電話番号は知らない。」
why
「whyと言われても知らないものは知らない。」
「職業は?」
「銀行系って言ってたけど。会社名は知らない。」
why
「いや知らないものは知らない!彼とそんな話をしていないから!」
「住所は?いつ、どこで会った?」
「(イライラ)いや、住所とか知らない」
why
「はい?それ知らないからって悪いの?会ったのはトルコ」
「あっちはトルコで何をしてたんだ。トルコではどれくらい一緒にいたんだ」
「旅行でしょ。一緒にいたのは3日くらいかな。」
「(目を見開いて)3日一緒にいただけなら友達じゃないだろ?!Huh?」
「(は?!それはお前の価値観だろふざけんな!!!)」
「OK、これから色々とこちらで確認する。同意するな?あっちのベンチでしばらく待っていろ。」



こんな質問、たぶん30分くらい続けられた。
最後の方喧嘩みたいになってたし。
完全に敵意向きだで喋ってるのわかったし。
男「いつ」
俺「○○○」
男「どこで」
俺「○○○」
男「どうやって」
俺「○○○」
男「誰と」
俺「○○○」
男「なぜ」

目を見開いて俺を見ながら矢継ぎ早に質問を繰り返す。どういう答えをするかというより、俺がどもったりうろたえたりするのを誘っているかのような高圧的で威圧的で悪意を感じる審査官だった。

ロンドンでどこを見ようと俺の勝手だろ。
どんな友達がいようと俺の勝手だろ。

お前にとやかく言われなくても俺はこんな国で働きたくもない!

ベンチで待たされることしばらく、ロン毛色白男に呼ばれた。

「今回は入国を許可する。が!今度来るときには、ビッグベンだけではなく、他の場所も知っておけ。自分の友達が何をしているのか知っておけ。」


こうして苦闘の末、なんとか入国することができた。
どっと疲れた。。。。。。。
後から聞いた話、ヒースローはイギリス最大の国際空港ということもあり、やはり一番審査が厳しいとのこと。


イギリスの入国審査を経験した今はっきり言える。


世界で入国審査が一番厳しいのは間違いなくイギリス。。。





無事に入国したイギリス。
あまり大きな声では言えないけど、イギリスに来た目的は実際ちょっとお金目当てのとこもあって、ごにょごにょ。
というわけで、いろいろやることはあったのだけど、まずは入国審査官に「友達じゃない」呼ばわりされた、トルコであった友達に連絡し、再会することに。


彼らはロンドンで働いている南アフリカ人のディランとジェザー。
※ハゲてるのがディラン(27歳)、その隣のモジャモジャがジェザー。


彼らに会うまでの三日間、町の中心部にあるホステルに泊まったんだけど、やっぱり大きい街のホステルはどうも。。
3段ベッドが敷き詰められている刑務所みたいな部屋で、殺伐とした雰囲気だった。し、南京虫も出ると噂の宿だ。
もちろんホステルによるのだけど。
昨日までいたバルセロナからきっと10℃以上気温も下がっているし、急激な(悪い方向への)環境の変化で、結構気持ちが沈んだ。


お仕事がらみのやることを済ませ、リバプール駅でディランとジェザーと待ち合わせ。
連絡手段なしの待ち合わせはいつも緊張する。
指定されたカフェの前に行って、キョロキョロしながら二人を探していたら、後ろから「Kei!」と声をかけられた。
ジェザーだ。ディランもいた。

およそ5ヶ月ぶりの再会。

彼らに会って、最初にしたことは、オイスターカードを買ったこと。

ここで説明!
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イギリスには電車にもバスにも使える、日本のスイカ的なカード、オイスターカードなるものが存在する。
何回電車に乗るかにかかわらず、このカードはゲットしたほうがいい。
5ポンドでカードを買えて、そこにお金をチャージする。
なんとイカれたことに、ロンドンの地下鉄は、切符を買うと1ライド4.8ポンド(900円以上)する。※一番安い区間
それがなんとオイスターカードで乗ると、2.5ポンド、約半額になるのだ!!(それでも高い)
しかもバスに至ってはオイスターカードがないと乗れない。
このことを二人に教えてもらうまで律儀に切符を買っていた俺………泣ける。

そして、ロンドンを離れるときにこのカードは払い戻し可能である。(空港ではできなかったのでロンドン市内で払い戻ししてから空港に行こう)
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彼らにロンドンに滞在する上で最も大切なことを聞いて、とりあえずディランの家に向かった。
世界一入国するのが難しい国はどこだと思いますか?
ちなみに彼の家はタワーブリッジから徒歩3分という好立地にある。
世界一入国するのが難しい国はどこだと思いますか?

途中、ガソリン注入だとバーに寄り、ビールをかきこむ。
家に着き、ハウスメイトのもう一人の南アフリカ人とも顔を合わせ、またもやビールで乾杯。
そのあとジェザーと別れ、ディランのオーストラリア人の友達と合流し、テムズ川沿いの芝生でビールをグビグビ。

御察しの通り、ここら辺ですでにだいぶ出来上がっていた。

酔うと饒舌になる自分。
ぺらっぺらと普段なら話さないようなことも話す。
だいたい次の日に後悔するのだけど。。

その後、ディランのラトビア人の友達のセルゲイと合流し、ハウスメイトと一緒に街のクラブへ。

ここら辺から記憶がない。

クラブでもっのすごい強い酒を浴びるように飲んだ覚えはある。
隣にいたアルゼンチン人人妻の夫が死んだと勘違いし、涙がこぼれそうになったことも覚えている。
ラテン系の女子に踊りましょ?と誘われて、踊りに行ったものの、タンゴ?サルサ?そんなもん踊れなくて呆れられたことも覚えている。
そしてぺらっぺらと喋っていたことは、覚えてはいないけど、確実にそうだったんだろうなということはわかる。


気づけばディラン宅のソファーで寝ていた。
気持ちが悪い。体が動かない。だるい。気持ち悪い。
そして昨日のことを思い出そうとする。
ちょっとずつ記憶の欠片を拾い集めるごとに、消えたくなるくらい自己嫌悪に陥るw

と、、あれ、、、携帯がない。。。。









泥酔して携帯無くしました。









一応クラブに直接言って聞いたんだけど、携帯は見つからなかった。
ロンドンに俺の足跡残してやったぜ。


無理やり体を起こして昼飯をスーパーに買いに行った。

カップうどんと、冷静パスタ?









どっちもまずい。

え、カップ麺ってどうやったら不味くなるの?
なんでパスタを甘くするの?








イギリスの飯の不味さは都市伝説ではない。現実である。



ディランは普通に仕事があるので、ロンドンを離れる日までは勝手に観光した。




ロンドンは寒いわ、天気は悪いわ、飯はまずいわ、来てからあまり好きになれずにいたのだけど、街は歩いてみると楽しい。


ディランオススメのマーケットがロンドンブリッジの麓にある。
美味しそうなソーセージやタイ料理や、バーガーや、少なくとも「イギリス料理」よりは美味しそうなものが並んでいる。
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街並みもやはり綺麗だ。
ザ・ロンドンというようなレンガ造りの建物に、赤い二階建てのバス。
赤丸にネイビーの横線を重ねたアンダーグラウンド(地下鉄)のマーク。
コナンの米花ストリート
ストリート系の若者が集まるスケートパーク。
ブロードウェイのようなミュージカルシアターが並ぶストリート。
エリッククラプトンのLIVEがこんな紙切れで宣伝されているなんて……!
ちなみにBaker Streetはコナンの米花町(だっけ?)の元になっている道で、シャーロックホームズが住んでいたと設定されている通り。
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ちなみにここロンドンはNYと並ぶくらいに物価が高い。自炊しても、食材費が高い。
そこでお世話になっていたのは、みんな大好きマクドナルド。
マヨチキン1ポンド、チーズバーガー1ポンド、BLCサンド1.5ポンドになります。かなりお世話になりました。それでも日本の倍はするんだけどね。

前にも書いたかもしれないけど、東京はとても物価が高い街として世界から認識されているけど、それは間違いだと思う。
少なくとも消費財については当てはまらない。
どこに、あのクオリティのbeef bowlが3ドル以下で食べられる国があるだろうか。
1pint beerが1ドルで飲める国があるだろうか。
1ドルで生活用品のほとんどが揃う店が存在する国があるだろうか……?!

海外に来て本当に実感する。
海外は高いくせにクオリティはそうでもない。
日本は安いのにクオリティが高い。

COOL JAPANたる所以は、こういった日本人の妥協を許さない開発努力、生産努力にあると思うのだ。

その日本が世界位に誇れる食文化として、寿司と肩を並べられるものがラーメンだろう。
大都市に来ると必ず検索してしまう。「ロンドン ラーメン オススメ」と。

この街にはなんと、みんな大好き一風堂が存在する。


行かないわけにはいかない。
雨が降りしきる中、一人で突撃した。
世界一入国するのが難しい国はどこだと思いますか?

あまりにも久しぶりの一風堂だったので、ラーメン、餃子、替え玉と贅沢をしてしまった。

「20ポンドになります。」

「はーい。」

















20ポンド?!













4000円弱である。


あの時こぼれた涙は、ひさしぶりに本当にうまいラーメンを食べた喜びの涙なのか、日本で食べれば1000円もしないラーメンに4倍の金額を支払った悲しみの涙なのかは知る由もない。





やはりここロンドンで一番有名なスポットといえば、俺が入国審査で真っ先に口走ったビッグベンではなかろうか。

重厚なゴシック様式の時計台は、ロンドンの代名詞になるには十分な存在感と美しさ、繊細さを兼ね備えていた。

世界一入国するのが難しい国はどこだと思いますか?


世界一入国するのが難しい国はどこだと思いますか?


テムズ河を挟んだ向かいにはロンドンを見下ろすロンドンアイが回っている。
世界一入国するのが難しい国はどこだと思いますか?

と、と、ここビッグベン。観光客が多く集まるということで、こいつらも集まってます。
フランスの記事でも書いた、詐欺師集団!
世界一入国するのが難しい国はどこだと思いますか?
三つのカップのうち一つにボールが入っていて、どれか当てたら掛け金の倍をもらえるというシステム。
写真が撮れて説明がしやすくなった。
ここでカップを取ろうとしている女、こいつは右のはげかかった男の仲間。サクラ。
近くで見ていると、「どこかわかった?どこ?どこ?」としきりに賭けさせようとしてくる。ガン無視するけど。
あー、未だにタネがわからないのが悔しい。。






ロンドンは住んでいる人の半分以上が移民というかなり人種が混じり合った都市で、マックに行ってもなかなか純のイギリス人が働いているところを見る機会が少ない。やはりイタリアやスペインのEU加盟国が多かった。
そこで人々はいう。
ロンドンを見て、イギリスを見た気になるな。と。

これには大賛成だ。
LAやニューヨークを見てアメリカを知った気になるな。オクラホマやテキサスやミズーリやペンシルベニアを見てから出直してこい!と言ってやりたい。

というわけで、ロンドンで済まさなければいけない用事までまだ大分時間があったので、別の都市にも行ってみよう。
結局来る前に予約していたスペインに戻る航空券はキャンセルもせずに捨てた。
そして向かった先、ハリーポッターが生まれた街へ。

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