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旅の喜び。バレンシアで出会った友達との日々

2015-05-22 01:01:31 スペイン : バレンシア

風に任せて訪れた場所で、知るはずもなかった人々と時間を共有することは、旅が旅人に与えてくれる最も大きな喜びの一つだろう。





パリと、パリで過ごした時間に別れを告げて向かったのはスペイン。
特に目的地があったわけではなかった。
ゆるりとできる場所はないかなあ。とgoogle mapを見ていて、ちょうどいい場所とちょうどいい規模の町を発見した。

バレンシアだ。

特に何があるかは知らない。
バレンシアといわれて思い浮かぶのはバレンシアオレンジくらいだろうか(食べたことない)。
目的もなく目的地を決めること、自分の旅の本質の一部である。それが、流離うということだ。



















フランスからバレンシアまではバスを利用した。
さすがの長距離に、今までに紹介したカーシェアリングシステムのblabla carでのリスティングはなく、バスが最安であった。
Paris → Valencia(75ユーロ:http://www.eurolines.fr)
Gallieni駅から発着している。
ちなみに、バスの出発前にチェックインをしなければならず、それを発車30分前に済ませないということをこの場で知ったのだが、行列。とても時間内にチェックインできるとは思えない。
最悪の事態が頭をよぎる。
なりふり構っていられないと思い、列の前の方に行き、「俺のバスもうすぐ発車なんだ。悪いけど先に並ばせてくれないか?」と聞くと、係員のような男がとにかく後ろに並べと聞く耳持たず。
食い下がってお願いしても、あっちへ行け、俺は英語がわからないんだと英語で言われ、体を押された。
こいつがダメならと実際に並んでいる人に直接交渉してみたが、スペイン行きのスペイン人らしく、英語が通じない。。
それを見ていた先ほどの係員がまた難癖をつけてあっちへ行けと言ってくる。
fuck youだよ本当にfuck fuck fuck.fuck!と叫びながら仕方なく後ろに戻る。
これで乗れなかったらあいつまじで金払えよなまじでくそブツブツブツ…………
思い出しただけで胸糞悪くなるけど、日本では考えられないような対応のされ方を受け入れて乗り越えなければいけない。抗ってもどうにもならないこともあることを理解しないと。
(結局無事にバスに乗車できました)

14:45発の翌日10:30着。20時間の旅路なり。
乗り物乗るの好きだし、20時間とかなんとも思わない。

少し寒かったのを除いては快適な旅路だった。

たどり着いたバレンシア。

その場所のことを知らなくても、その地名が連想させるその土地のイメージというものはあって、バレンシアのそれはまさに寸分違わぬものだった。
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温かい空気に、突き抜けるような青い空。
求めていたものはこれだ。


初めて降り立つ町というのは、どんなに穏やかな天候で、どんなに綺麗な街並みでも多少の居心地の悪さを感じる。
知っている人がいるわけでもなければ、道もわからない。どこに何があるのかすらわからない。ここは自分の居場所ではないという感覚を覚える。
バレンシアも例に漏れずそうだった。
日曜日ということもあり、店は軒並みシャッターが降り、やけに寂しげな町だな。というのが最初の印象だ。

来る前にメモしておいたホステルの住所に向かう。
今回泊まったのはQuart Hostel. 一泊10ユーロの(ヨーロッパにしては)格安の宿である。
中心地にも近く、立地もいいし、ヨーロッパのホステルには必須のキッチンは大きめ、部屋も広い、ジムも無料で使える、シャワーも快適、スタッフは最高、綺麗、言うことなしの最高のホステルだ。
町もそんなに大きくない。
なにより観光客が少ないので静かな場所である。
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時間がたくさんあるので、仕事をこなす。
スーパーに買い物に行って自分の食べたいものを作って食べる。
昼寝をする。
散歩する。
ブログを更新する。

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こんなゆっくりとした日々を過ごしていた。
なんて贅沢なんだろう。

窓の外を見れば真っ青な空が広がっていて、外に出れば温かい日差しに包まれる。
物価もフランスに比べて高くなく、食べたいものを安価で食べることができる。
時間がゆっくりと流れる素敵な日々だった。
近くにお気に入りの公園を見つけて、そこで日光浴をするのが日課だった。
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そんなスローライフを送っていたある日、同室にガタイのいい髭面の男がやってきた。

Hi :D

挨拶をした感じ、悪い奴じゃなさそうだ。
名前はベッペ。
いろいろと話していると、イタリアから来たイタリア人で、バレンシアで仕事を探すとのこと。
一人で地元を離れたのがこれが初めてで、今とても寂しい気持ちなんだと打ち明けてくれた。

うんうんうん、わかるよ、わかる。初めて一人で長期間海外に行く時って不安な気持ちだよね。誰でもいいから話したくなる気持ち、すごいわかる。
俺も初めて一人で海外に行った時はそんな気持ちだった。
しばらくはこのホステルに滞在してまずは住む部屋を探すとのこと。
skypeで話していた彼の家族も紹介してもらったよ。笑

その晩、飲みに行かないか?とベッペに誘われ、一緒に行くことになったこれまた同室のイタリア人、サラ。
彼女もしばらくこのホステルに滞在するとのこと。
そしてさらに他の部屋に泊まっていたダニエレ。
ダニエレは数日後にはイタリアのローマに帰ってしまうということだったんだけれど。



この4人で飲みに行ったこの日から、俺のバレンシアでの生活がさらに鮮やかなものになっていった。
※左から、ダニエレ、サラ、オレ、ベッペ
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■通いつめのバー、Radio City

旅の喜び。バレンシアで出会った友達との日々この日からみんなで町を散策しに出かけたり、ご飯の買い出しに行ったり、ご飯を一緒に作ったり。
みんな同じ部屋で生活しているというのもあり距離感は一気に近くなる。
サラは英語が全然喋れないけどスペイン語は話せるので、彼女の片言の英語と、俺の片言のスペイン語でコミュニケーションは全然取ることができる。
サラ、本当に大好きw本当に面白くて、涙流して笑ったの久しぶりだった。



旅の喜び。バレンシアで出会った友達との日々その日から毎日のように、俺は隔日くらいに町のバーに繰り出す生活になった。
朝方まで飲んで帰り、昼過ぎまで寝る生活。
ある意味規則正しい生活だ。


行く場所は毎日決まっている。
Radio Cityという町の中心部にあるバークラブだ。
道端で配っている割引券をもらうと、なんとこのヨーロッパでビール1pint(500ml)が2ユーロ(260円くらい)で飲めるのだ。
バレンシアに行く予定のある皆さん、ここは本当におすすめ!

。。。と言いたいところなのだが、ある晩事件が起こった。というか初めてこのバーに行った時のことなんだけど。

タバコを買おうとタバコの自販機に10ユーロ札を入れた。
ボタンを押してもタバコは出てこない。
タバコだけでなく、10ユーロ札も戻ってこない。
おかしいと思い、スタッフに事情を告げる。
スタッフが自販機を開けて、「君が入れたのは10ユーロ札?5ユーロ札?」と金の斧さながらの質問を投げかけてきたもんで、「10ユーロ札」と答えた。
そうすると、
「最後に入れられたのは5ユーロ札なんだよ。君は本当に10入れたのか?」
「入れたよ。確実だ。」
「でも5ユーロ札なんだ。だからお金は返せないし、タバコも渡せない。」
「は?!いやいやいや知らんがな、そっちの機械の不具合じゃないの?!俺は10ユーロ札入れたこと確信しているんだけど!もう一度中を見せてくれ。」
「いいけど結果は変わらない。おい、中には触れるな。」
「じゃあ100歩譲って5ユーロは返してくれるの?」
「お前は最初に10ユーロと言ったから返さない。」

俺のポケットから10ユーロ札がなくなっていたから10ユーロを入れたのは確実なんだけど、何を言っても信じてもらうことができず、最後の方はかなり熱くなっていて「ふざけんな!!!!!!!!」とかなり口論になっていて、「そんなに言うならもうこの店から出て行ってくれ」と言われる始末。
頭に血が上って、悔しさと理不尽さに涙すら出掛ってた俺を通りがかったベッペが落ち着けて、なぜか謝られた。あまりに怒っていたから思わず謝ってしまったんだろう。いい奴だなあ。
通りがかりの知らない女の子にも慰められる始末。

この日強く思った。

世界には理不尽なことがたくさんある。取り除けないものは乗り越えるしかない。自分が強くなるしかない。


宿に帰ってからも、次の日も、なんなら俺らが10ユーロ返してあげるから機嫌直してまた飲みに行こうよ!といってくれるこのイタリア人たち、、、、なんていい奴らなんだ。

もういいんだ、忘れることにしたよ、とまたみんなと楽しくあのバーに行けたのは、イタリア人ならではの陽気な励ましのおかげだと思う。笑
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■食事の意味

宿のスタッフの一人、フランチェスコも実はイタリア人でここバレンシアで働いている。
イタリア人同士が仲良くならないわけがなく、彼もスタッフでありながら、宿の中では一緒にご飯を食べたりする仲になっていた。
もう帰ってしまったダニエレがいた時に俺もみんなと一緒に食べていたんだけど、この時なぜか食欲が爆発していて、かなりの量をペロッと平らげていた俺にとってはみんなで作る飯が少なすぎて、みんなで買った食料を一人でがっつくわけにもいかないし、自分の食いたいもの食いたいしということで、いつからか俺は食事に関しては自分で自分の分を作るようになっていた。
ちなみにこれらが俺が作っていた料理たちである。
色がどれも茶色いwwww
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ケイも一緒に食べる?と誘ってくれても、俺自分の食料買っちゃったから自分で作るわー、楽しんで!みたいな感じで断っていたんだけど、本当に”毎食”ごとにケイも一緒に食べる?と誘ってくるので、断っても断ってもすげーぐいぐい来るなと思っていた。
何日も続いたところで「ほっといてくれよ!」と思い始めたんだけど、それでも誘ってくるし、なんなら俺が自分の食べ終わった後でもみんなが作ったものを食べる?みたいな感じで勧めてきて。

断り続けるのも申し訳なくなってきていたから、もらったんだけど、その時にフランチェスコからこんな質問が。

「日本では家族は一緒に食事しないのか?」

と。うーん、するけど、しない時も全然あるよ。お腹空くタイミング違ったり、帰ってくる時間とかによって。
そういう時は残しておいてくれたものを食べたり、自分で作ったりする。
休みの日なんかは自分で作ることが多いかな。食べたい時に食べたいものをって感じ。

そう説明するとみんな一様にびっくりしていた。

フ「イタリアではね、家族にとって食事の時間というものは、ただご飯を食べる時間ではなくてとても大切な時間なんだ。家族全員でテーブルを囲んで、その日あったことをお互いに話して、会話を楽しむ時間なんだよ。」
サ「うちも、テレビを見ていてもご飯の時間になるとテレビ消されて強制的に食卓に座らされてた」

食事とはみんなで一緒にするものというのが彼らにとっては当たり前で、だからこそ毎食毎食俺を誘っていてくれてたのかとその時分かって、断わり続けてしまった申し訳なさと、家族のように接してくれている嬉しさがこみ上げてきた。
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■その場所の良し悪しは、そこで出会った人によって決まる

これは毎回思うことで、どれだけ町が美しくても、そこで出会った人との間にいい思いがないとあまりいい町だったとは思えないし、逆にあまり特徴のない町でもいい出会いがその町を最高のものにする。

ある日同室にやってきたブラジル人のフェリペ。彼もまた割と長くホステルに滞在するとのこと。
サラと同様に英語があまり話せず、スペイン語での会話が主となる。
でもゆっくり喋ってくれるもんだから、スペイン語の勉強になるんだよなあ。

俺、ベッペ、サラ、フェリペ、ある時からはこの4人で行動するのが主になった。
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短期で旅行に来ていた韓国人のスジンも加わり、

ある時は公園に行き子供のようにはしゃいで、
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ある時は町を散歩し、
旅の喜び。バレンシアで出会った友達との日々

旅の喜び。バレンシアで出会った友達との日々ある時は足にお絵描き(ヘナタトゥー)、



ある時はバーに繰り出し、
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この町で仲良くなった人は数知れず。
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旅の喜び。バレンシアで出会った友達との日々まるで自分の町のような安心感を覚えるくらいに、この町で過ごした時間は穏やかで心地のいいものだった。
バレンシアで出会った全ての人が、バレンシアを最高の町にしてくれた。


特に目的がなかった町に来て、結局3週間弱滞在してしまった。

偶然にも俺がこの町を離れる日は、サラとフェリペもこの町を離れる日だった。

朝、バスターミナルに向かって一人歩く。

この町に到着した時とは違う景色が広がっていた。
それはこの町で過ごした時間の濃さを意味しているんだろう。

風に任せて訪れた場所で、知るはずもなかった人々と時間を共有する喜びを噛み締めて、次の町を目指した。

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2017-02-24 21:28:36


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