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イスラエルの抱える問題。パレスチナとイスラエルを分断する壁。 ~死海にも浮いてきたよ。~

2015-03-30 02:39:10 イスラエル : ベツレヘム

ボンジュール

今回はイスラヘル後編。
果たしてイスラエルはまた来たいと思える国になるのだろうか?!


■死ぬまでに一度はやってみたい!死海に浮きながら本を読む!

エルサレムから死海まではバスが運行されている。
今回僕たちが入った場所はエンゲディと呼ばれる場所で、なんでもビーチがあって、近くには死海から汲み上げた海水のスパもあるとのこと。
きっとリゾート的な場所なんだろうなあーと想像を膨らませながら、その週で一番天気予報の気温が高い日を選んで(ゆうても最高気温18度とか)エンゲディに足を運んだ。

エルサレムの中央バスターミナルから44シュケル

着いた場所は周りにYMCAがあるだけのがらんとした空間。
人気もあまりない。


えっと、、あれ?リゾー…ト……?


バスから降りた他の欧米人の顔も一様に、「あれ?」

とりあえず海沿いまで行ってみようと歩いて行った海沿い。
物々しい金網と共にあったのは「工事中」の看板。

俺らの後に海沿いに来たロシア人一家。
みんな笑顔できゃっきゃ言いながらピクニック気分で来ていたのだろう。
金網を見た瞬間彼らの顔からは笑顔が消えた。
人の顔はここまで急に変わるんだと思うくらいに 

「死海♪死海♪」☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

↓↓↓↓↓↓↓

『工事中』(・_・)


わかる、わかるよ、ロシア人達。俺らも全く同じ気持ちだ。

が、相手は海。入り口は一つじゃない。海沿いに行けばどこかしらから入れると思い、ぐんぐん海に近づいていくと、金網の向こうから「あっち!あっちから入れ!」とおっさんに言われた。
やっぱりね、入れるんじゃん。

海沿いに横へ横へ進んでいくと、たどり着いたのは人気0の瓦礫の山、まるで工事現場(というか本当に工事現場w)
海、入ろうと思えば、入れる。。。
入るか!!!!!

ということで水着に着替える。が、やっぱりこの時期(2月)の海に入るのは勇気がいる。
と尻込みしていると、うちらの後についてきたロシア人一家のパパ、ばばばばばばっと服を脱ぎ捨て、海へダイブ!
「ひゃっほーーーーーーう!」とまるで子供の巨体なお父さん。ウォッカでキマっているのだろうか。。。?

それにつられて俺もイン!ぎゃーーーーーーー、やっぱり冷たい!けど、そんな冷たくない!なんだろう変な感じ!てか浮くわ!めっちゃ浮くわ!「ひゃっほーーーーーーーーう!!!」
死海はその極限まで濃い塩分濃度により体が浮く。

水は最初の一瞬さえ越えてしまえば冷たく感じず、何回でも入ることができた。

そしてこの死海でやってみたかったこと。

海に浮かびながら本を読む!!
僕がチョイスしたのはジャックケルアックの「On The Road」。旅人として100点のチョイス。
イスラエルの抱える問題。パレスチナとイスラエルを分断する壁。 ~死海にも浮いてきたよ。~

本を濡らさないように水の外に出しながら泳ぐの、死海だからこそできる芸当。
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結局ここにいたのはうちらとロシア人一家だけである。結構歳のいったロシア人おばあちゃんも地図?を浮かびながら読もうと思ったのか、持って入ったはいいもののバッシャバッシャ暴れて地図びっしょびしょww可愛かったw


が、死海にはこう言った楽しさの分、マイナス面も多々ある。

マイナス10点:
3分も入っていると、その強すぎる塩分濃度により肌がヒリヒリする。特に男性は要注意!!一番最初にジンジンヒリヒリするのはチン○ンである!しかもかなり痛い!俺は必死でミネラルウォーターで洗い流しました。

マイナス50点:
水が異常にオイリー。タオルで拭いても、その多すぎる油分で表面が乾くことはなく、ずーーっとぬめぬめしたまま。しかもシャワーは3km離れたところにしかないので、帰る間ずっと相当気持ちが悪い。

マイナス100点:
近くのYMCAでATMがあるか、シャワーは貸してもらえるか聞いた時の反応の冷たさ。

マイナス5億点:
前の記事にも書いた事件の一角。
キャッシュの手持ちがなく、帰りのバス39.9シュケルが払えず、イクちゃんも俺に貸すほどのキャッシュを持っておらず、近くにATMもない。
インフラの整ってるイスラエルだし、もしかしたらバスでもカードが使えるかもしれない。もしかしたら米ドルで払えるかもしれない。
その望みにかけてバスの運転手に行ってみた。

「今シュケルを持っていなくて、ドルで払えませんか?」
「ノーーー!ノーーー!そこらへんの店で両替して貰えばいいだろ。ほら邪魔だ、早くそこどけ!はい、バイバーーーーイ!!!


うわあああああああああああ、何回話してもうぜええええええ!!!!!!!!
別にドルで払えないのはしょうがないけどさ、言い方を考えられないのか?パレスチナ人たちよ。

結局そのバスは見送り、後からバス停に来たドイツ人のおばちゃんにシュケルとドルを両替してもらった。おばちゃん、どうもありがとう。



■エルサレムの新市街

エルサレムといえば前回の記事で書いた旧市街を思い浮かべる人がほとんどだが、新市街もなかなか楽しめる。

街中には綺麗なトラム(7シュケル/1ride)が走っていたり、
おしゃれなカフェやバーやベーカリーが軒を連ねる。
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こっちのマックは赤ではなく青。(ちなみに今いるフランスのマックは緑)
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ぱっと見は完全にヨーロッパな先進国である。
まあ、それだけ欧米資本が流れ込んできていることを象徴しているんだろうけれども。

ちなみにこちらのマックは安いので1000円を軽く超えたりする。バックパッカーは絶対に立ち入ったらダメな店だ。

まあ、これといってイスラエルっぽいものがあるわけでもないんだけど。。。
ガイドブックで知るイスラエルとは違ったものが見れて楽しい。
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春の気配も訪れている。
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■ベツレヘムのアート

エルサレムからバス(8シュケル)で行けるベツレヘムという町は、エルサレム、ヘブロンに並んで有名な場所であり、キリストが生まれた馬小屋があった場所に建てられた教会がある。
それともう一つ、パレスチナエリアとイスラエルエリアを隔てる大きな壁。それに書かれたFree Palestineを謳う落書きアートの数々。
落書きといっても、ただのDQNたちが書いたようなのもあれば、世界的に有名なアーティストが手がけたものもある。
その有名なアーティストの一人がバンクシーだ。

俺も彼のことはよく知らないけど、最近も戦闘が続くガザ地区に現れ、現状を皮肉るような内容の落書きアートを残している。

これが、その街を分断する壁だけでなく、何気ない建物の裏や、道沿いの何気ない壁や、いたるところにランダムに書かれているから、なんだか宝探しをしているような感覚になれる。

以下、ベツレヘムで見つけたアートの一部をあげていく。



この絵の意味はよく分からない。
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こうやって壁沿いにずらーーーーーっと絵が描かれている。
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ユダヤ人が真ん中の人に何か言っている。平和の象徴である鳩に鎖がかかっているから、ユダヤ人が平和を奪っているということ?
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壁はこのように高く、一角にはパレスチナがどれほどひどい目にあったかのストーリーが幾つも貼ってある。
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「抵抗することを忘れるな」女の人さえも銃を持って戦うということか。
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壁の存在を嘆きながらも、その壁に乗っかって商売している店もある。
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あからさまにイスラエルを否定する絵もある。
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全てがパレスチナ側の視点から書かれているわけでなく、こんな絵もある。
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これは初見でイスラエル側の視点から「パレスチナに祈ってるんじゃねーよ。戦うんだ!」って言ってるのかと思ったけど、
よく見てみると、「パレスチナのために祈ってばかりいるんじゃなくて、行動に移せ(戦え!)」と言っているようにも受け取れるな。


こちらも平和の象徴鳩が銃で狙われている図。
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少女がイスラエル兵のボディーチェックをしている絵。これは何を意味しているんだろう。
イスラエル兵に何もすることができない市民のせめてもの抵抗心を表しているのかな。
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一番印象に残ったのは、隅っこの方に何気なく書かれていたこの言葉。
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「Don't RE-Holocaust」
(ホロコーストを繰り返すな)

いや本当にその通りだと思う。この歴史を知った時に真っ先に頭をよぎったのはナチスドイツのユダヤ人大虐殺。
この歴史は絶対に繰り返してはいけない。


このベツレヘムから出るとき、イスラエル軍の監視するチェックポイントを抜けないといけない。
荷物検査や、パスポート提示など、国境さながらの厳重な検問を抜けて初めてこの町を出ることができる。

このようにイスラエルにはパレスチナとのいざこざによってこう言ったチェックポイントが幾つも存在するのだ。
なんか、この国、本当に……………難しい…。
ユダヤ人て、本当に怖いな。ユダヤ人がいて、パレスチナとイスラエルが和解する日は来るんだろうか。
世界を牛耳るユダヤ人。。。。おっと。



■平和活動家、イブラヒム爺さん

エルサレムからバスで20分ほどにあるオリーブ山。
ここには旅人の間で有名な一人のおじいさん「イブラヒムじいさん」が住んでいる。
彼はパレスチナ人だが、パレスチナとイスラエルとの和解、平和な日々を求めて世界中で講演をしたり、いかなる宗教、国籍、人種の人も自分の家に泊めてあげるというじいさん。
昔は「お代は気持ちだけ」という料金システムだったのが、金を払わない旅人が続出したため、今は一律100シュケルになっている。
家にあるものは食べ放題だし、wifiも一応使えるし、洗濯もできるし、まあ普通の宿って感じ。

じいさんと話をする時間はあまりなく、とりあえずパスポートを持っていないのに世界中に行っているという謎の言葉と、この家にアリシアキースが来たことがあるという話をよく覚えている。

この家にボランティで働いているエストニア人の男は、半ば宗教勧誘のようにキリスト教(かな?)の素晴らしさをこちらの言葉を挟む隙もなく熱弁。布教活動?

ごめんなさい、正直具体的にどんな活動をしているのか結局よくわかりませんでした!!笑


オリーブ山にあるユダヤ人墓地では、ちょうどこの日が何かの日(お盆的な何か?)だったぽく、催し物的な何かが行われていた。
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これにて、俺のイスラエルは終了。本当はこの後空港があるTel Avivという町にも一泊したんだけど、ここでは何もしていない。
けど、万が一またイスラエルに来ることがあるのなら、ずっとTel Avivにいたい。
ビーチ沿いのこの町は人も穏やかで町もオシャレで滞在したらきっと面白い街だと思う。

イスラエルの後はイタリアへ飛んだ。
空港では最後の最後までイランについて突っ込まれるし、荷物もまたほぼ全部出されるし、ゲートにたどり着くまでにものすごい時間がかかる。
安いかなと期待していた免税店のタバコも69ドル。アホかい。

イスラエルは色々な意味で「おもしろい」国だった。
あんなに宗教がミックスされた国は他にはないし、あんなに大きな問題を抱えている国っていうのも多くない。
その問題を肌で直に感じ、直に学ぶことができる。
知った上で自分なりに考えることができる。
観光客レベルでその国の現在のリアルを目の当たりにすることができるイスラエル。とても興味深いと思う。

嫌な思いはたくさんしたけれども。
その分、忘れられない国になった。(良くも悪くも)
たぶん、もう来ることはないと思うけど(出入国が面倒臭すぎる)、この国がこの先どうなるのか、世界のどこかから見守って行くとしよう。






そして、出国時ももちろんあの言葉を叫んだ。


「ノーーーーーーーーーースターーーーーーンプ!!!!!!!!!!!!!!」

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ヨルダンからイスラエルに入国。様々な問題を抱えるこの国で起きたこと。

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イタリアで薄い日々を過ごしたお話。(お役立ち情報もあるよ)

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