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アルメニアのクリスマスイブ

2015-01-16 06:34:30 アルメニア : エレバン

メルハバー

珍しく天気のいいイスタンブールからお届け。

■アルメニアに入国!

イランのタブリーズから、アルメニアのエレバン行きのバスは22:00発だった。
バスターミナルで時間を潰していると、イランの軍人が声をかけてきた。イラン人にしてはとても英語が上手で、会話に困ることはなかったし、年が近かったこともあり聞きたいことも色々と聞いた。
イスラム共和国における若者の恋愛事情とか。
3時間くらい話していたと思う。軍人としてあまり自由がないため、しばらく会えていなかった彼女に今夜やっと会えるらしい。とても嬉しそう。

バスは遅れること1時間半、日をまた9直前にタブリーズに来てくれた。
バスの中にはすでに人がたくさんいて、イラン人ではないな、という人も何人かいた。そらそうだ。アルメニア行きだもの。

アルメニアの国境はうざい、と聞いたことがある。職員が高圧的なんだって。
アルメニア入国にはビザが必要だが、国境で金を払えば簡単に取得できる。
シングルエントリー、21日間滞在可能で、お値段なんと3000ドラム(750円くらい)。別に安くも高くもないか。
そんでこのビザを受け付ける職員が、噂通り高圧的、というかうざいやつ。
問いかけても普通にシカトするし、何から何まで気だるそうにやるしで。
はあ、イラン人の優しさの渦に包まれていたから余計に鼻に付いてしまう。
荷物検査のやつに至っては、こいつらのせいでPC壊されかけたし。。

徒歩で国境を越えた先で、乗ってきたバスが国境を越えるのを待つ。

そこにいたイラン人と話をしていて、アルメニアには旅行?と聞くと、「自由」を求めて遊びに行くんだ、と。
旅行者にとってこの上なく良い国だったイランも、これが現実か。

実際、アルメニアについてから、その娯楽の多さ(主に食)に感動した。

でかいスーパーがある!
名の知れたお菓子がたくさん並んでいる!
そして、ビールが堂々と売っている!!!!!!
ワニも売っている!!!!!!!
アルメニアのクリスマスイブ

はあああー、イランではほとんど毎日バーガーかケバブ。
酒は一切なし。

そんな食的な娯楽が少なかったイランと比べるとここはパラダイスである。
ああ、住めるわ、ここ。


と、そんなアルメニアで、奇跡的な再会を果たした。
首都エレベンについてから、泊まる宿を決めていたかったから街の中心まで歩いていた時のこと、日本人男子に声をかけられ、半ば強制的に(笑)彼の泊まっている宿に連れて行かれた。
その宿で本当に偶然再会したのが、中国成都で会い、楽山で一緒にビザ延長をしたジュンキ君だ。
彼もまた世界一周中。
久しぶりの再会に、中国での懐かしい話や、中国の後どんなことがあったかなどいろいろと語り合った。
旅をしている中で、「再会」はとっても楽しく嬉しいイベントごとの一つなのです。


■国境とはなんだろう。突然のヨーロッパモード

アルメニアは、パッと見ただけでも、あー、ヨーロッパだと感じるような街並みだった。
街並みも、人も、空気も。

国境というのは面白い。
人工的に引かれた線をまたいだだけで、何もかも変わってしまう。
言語、気候、文化、通貨、法律。
それは、国を形作るのが土地ではなく、国民(民族)だという証明なんでしょうね。
引かれた線がうまい具合に民族を分けていればいいものの、例えばアフリカのように、それこそかなり人工的に引かれた線(ヨーロッパ諸国の植民地だったため、ヨーロッパが勝手に線を引いた。だからアフリカの国境は直線が多い)は民族や部族を関係なく存在してしまった。
アフリカの民族紛争の多さはそれに起因する。

もっと言ってしまえば、国家を形作るのは、「民族」ではなく、そこに住む人の「意識」であるということ。
何をもって、「○○人」たらしめるか。それは民族ではないんだよね。
それを認識しない限り、争いごとは無くならない。

と、そんな深いところまで考えてしまった。。


何はともあれ、割と殺伐としたイランの街並みとは打って変わって、華やかなエレバンの街並みは、久しぶりにシャバに戻ってきたような感覚に陥らせてくれる。
アルメニアのクリスマスイブ

夜はイルミネーションが灯り、とても綺麗。
アルメニアのクリスマスイブアルメニアのクリスマスイブ
アルメニアのクリスマスイブアルメニアのクリスマスイブ

そう、クリスマスがすぐそこに迫っていた。


■アルメニアのクリスマスイブ

本当はアルメニア二泊くらいしてさっさとグルジアに行こうと思っていたのだけど、こんな看板を見つけてしまった。
アルメニアのクリスマスイブ
Armenian Philharmonic Orchestra

これは、、、、、見たすぎる。Philharmonicという言葉に惹かれたのだけど、実際Armenian Philharmonic Orchestraのことはよく分からない。
でも見たい。ヨロパに来たからには芸術を楽しまない道はない。
本当はこのコンサートの前日にグルジアに向けて発とうとしていたのだけど、もう少しアルメニアにいることにした。
しかも嬉しいのが、このコンサートのチケット、というかこのコンサートに限らず、このオペラハウスで行われるほぼ全ての催し事は、一番安い席で1000ドラム(250円くらい)で見ることができる。
貧乏旅行者のお財布にとても優しい。

というわけで、行ってみた。一番上の席。全然いい席。
アルメニアのクリスマスイブ

しょっぱなからピアノコンツェルトで鳥肌が立ち、そのあとは声楽メイン。
とてもよかった。というかピアノが好きなだけなのだけれど。
ヨロパに行った時の楽しみが増えた。
たくさんのコンサートを見てやろう。
あわよくば、ポーランドのショパンの生家で行われるショパンコンクールを生で見たいなと思ったけど、時期が違いすぎたorz


そんな素敵なクリスマスイブイブを過ごした後は、クリスマスイブが待っている。
正直その時泊まっていた宿に飽きたので、もっとわいわいできる宿を求めて宿を変えたら、そこはすっかりクリスマスモード。
アルメニアのクリスマスイブ
街の中もすっかりクリスマスモード。
アルメニアのクリスマスイブ


イラン→トルコルートをやめ、アルメニア、グルジアルートを選んだのは、少しでもクリスマスムードを味わいたい、そんな理由もあった。
(イランもトルコもイスラムだからクリスマスとか何事もなかったかのように過ぎ去る)

街のイルミネーションで順調に気持ちはクリスマスモードになったはいいものの、移動後の宿にはイラン人のおっさん以外誰も泊まっておらず、一緒に過ごす相手がいなかった。。寂しい。。
一人で過ごすのもなんなので、宿の近くにあったものすごーくあやしいアングラなバーに突入してみた。(おしゃれなバーはカップル達が占拠していてとても一人で入れなかった。)

いざ出陣。

きぃーーーっとドアを開けた瞬間、綺麗なお姉ちゃんと、地元民と思われる男が入れ入れ!と招き入れてくれた。
お、出だしは好調。
めちゃくちゃ濃いラムコークを頼み飲んでいると、男がこっちの席に来いよと誘ってくる。
一人で飲むよりは楽しいと思い、そちらの席に行くと、ほとんど英語が話せない彼らと繰り広げられる下ネタの嵐。
「(おい!もっとましな話しろ!)」

最初から気付いてはいたけど、何度見ても怪しい店内。
アルメニアのクリスマスイブ

あれ、、これ、そういうお店。。。?
姉ちゃん(美人)もやけに露出度高いし。。


結局、男たちと下品な話をして、ラムコークとコニャックを飲み帰りました。
アルメニアのクリスマスイブアルメニアのクリスマスイブ

メリークリスマスイブ。


■グルジアに向けて

エレバンにはでかいバスターミナルがあり、そこからグルジアの首都、トビリシまでのバスが出ていると前日に確認していた。
なので朝、タクシーでそのバスターミナルに向かった。
ちなみにアルメニアのタクシーはメーターで、初乗り600ドラムと割と安いので結構気軽に使える。

バスターミナルに着き、トビリシまで行きたいというと、こっちだ、と男が俺を車まで連れて行った。
どう見てもタクシー。。
あー、またそういうやつね。。。
「俺はバスで行くんだ!タクシーに連れてくんな!」
「バスは今日はもうないぞ」
「見え見えの嘘つくな!」

そう吐き捨て、もう一度バスターミナルの中へ。
が、誰に聞いてもバスはないという。どうやらトビリシまでのバスが1日1本(?)で、この時間にはもうないっぽい。。。

ええええええええええ、じゃあさっきの(乗り合い)タクシーで行かなきゃってこと。。。?
よく考えた結果、
・アルメニアにはもう出たい
・乗り合いタクシーの他の乗客は現地民
・同じ金額を払っている
 →ぼったくられているということはない



仕方ない、乗るか。。。
Yerevan→Tbilisi 8000ドラム(乗り合いタクシー)


逃げるように乗り込んだ乗り合いタクシー。
何から逃げているんだろう。

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