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ダイヤモンドの中の世界、Shah Cheraghと、七色の朝日、Nasir al-Mulk Mosque.

2014-12-20 02:26:24 イラン : シーラーズ

サラーム

結局イランビザ取得に失敗したオマーンからドバイに戻り、ドバイでステイさせてもらったインド人ファミリーDesai家の本当に近くに宿を取り、
もう勝手のわかっているドバイで3日間、仕事をしてからイランに飛んだ。

ブログ、イラン編スタートです!



■シーラーズ着!

UAEのSharjah International Airportから飛行機で一時間。
やってきたのはイランの南に位置する街、シーラーズ。
本当はドバイから船でイラン入りしたかったのだが、オマーンでイランビザの取得に失敗したため、空港でアライバルビザをとるしかなかった。
なので、シーラーズまで飛行機で飛んだ。

アライバルビザはシーラーズ空港で問題なくとれる。
必要なのは、保険に加入するための20USDとビザ代の40ユーロ。
シーラーズではドミトリーなどの安宿が見つけられなかったので、ネットで調べて安宿と評判だったヘダヤットホテル(一泊:400000リアル≒1300~400円くらい)に泊まった。
タクシーの運ちゃんにホテル名を言っただけで連れてってもらえた。
ダイヤモンドの中の世界、Shah Cheraghと、七色の朝日、Nasir al-Mulk Mosque.

■ダイヤモンドの中の世界。シャーチェラーグ廟

さて、シーラーズに来て絶対に見たいなと思っていたものがあった。
それが先にもチラリと触れたシャーチェラーグ廟。

イスラム教シーア派第8代イマームであるレザーの弟の墓があった場所に建造された霊廟。

この霊廟についての歴史は深く知らないのだけれど、特筆すべきはその内観の美しさ。
内壁は全て鏡のモザイクで埋め尽くされている。

中に入った瞬間息を飲んだ。

ダイヤモンドの中の世界、Shah Cheraghと、七色の朝日、Nasir al-Mulk Mosque.

なんだここは。。。。


光が乱反射して、その光に包まれながら祈りを捧げる人。
自分はイスラム教徒ではないけど、その光景が神聖に感じられて、思わず拝んでしまおうかと思ったほど。
そしてこの空間はなぜかとても落ち着く。
壁際に腰を下ろしてみた。そこで声をかけてきたおっちゃんたち。お茶とお菓子をご馳走してくれたよ。
ダイヤモンドの中の世界、Shah Cheraghと、七色の朝日、Nasir al-Mulk Mosque.

ちなみにここはカメラ持ち込みすら本当はダメなんだけど、なぜかチェックされたのが小さいカバンだけだったので、リュックに入れてたカメラは取られずに済んだ。
最終的に許可もらっての撮影だからいいよね!笑
ダイヤモンドの中の世界、Shah Cheraghと、七色の朝日、Nasir al-Mulk Mosque.ダイヤモンドの中の世界、Shah Cheraghと、七色の朝日、Nasir al-Mulk Mosque.

■朝日が姿を変える。ナスィーロムモスク(通称:ピンクモスク)

シャーチェラーグ廟ともう一つ、シーラーズには美しいモスクがあると聞いていた。
それがこのナスィーロムモスク。シャーチェラーグに行った足で寄ってみた。
このモスクはちゃっかり入場料を取る。シャーチェラーグは取られなかったのに。しっかり観光地化されてるんだな。
受付のおっちゃんに呼び止められた。
綺麗なモスクを見たいなら今日はもう遅すぎる、明日の朝に来なさいと言われた。
なんでも、モスクに朝日が入る様が美しく、太陽の方向的にそれは朝でないと見れない。

ということでその日はその足でバスターミナルまで行き、エスファハンまでのバスチケットを購入して帰路についた。

次の日の朝、大の苦手な早起きをして眠い目をこすりながらピンクモスクまで歩く。
空気がピンと冷え切っていて、けだるい暑さのドバイからきた自分にとってはこの気温差が気持ち良かった。
イランにはもう冬が迫っている。
ダイヤモンドの中の世界、Shah Cheraghと、七色の朝日、Nasir al-Mulk Mosque.ダイヤモンドの中の世界、Shah Cheraghと、七色の朝日、Nasir al-Mulk Mosque.

そして入ったピンクモスクの中。
あれ、俺が来る少し前に太陽が雲に隠れてしまって、朝日の姿はなかった。
代わりにあった、一人の女の子の姿。なんか日本人みたいな顔だな。。

とまあ、眠かったのもあり、話しかけずに柱にもたれかかって少し目をつむっていたら、やっと朝日が差し込んできた。

ペルシャ絨毯に差し込む色とりどりのステンドグラスの光。
朝日が七色の光に姿を変えた瞬間だ。
ダイヤモンドの中の世界、Shah Cheraghと、七色の朝日、Nasir al-Mulk Mosque.
ダイヤモンドの中の世界、Shah Cheraghと、七色の朝日、Nasir al-Mulk Mosque.ダイヤモンドの中の世界、Shah Cheraghと、七色の朝日、Nasir al-Mulk Mosque.
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ダイヤモンドの中の世界、Shah Cheraghと、七色の朝日、Nasir al-Mulk Mosque.

綺麗で静かなその空間に浸っていると、何やらがやがや騒がしい団体が入ってきた。
聞きなれたその言語の響き。一瞬でわかった。ああ。あの国か。
台風のようにやってきて、一通り騒ぎ散らかして去っていく。どこに行ってもこの国の団体客の行動パターンは一緒だ。

最初からいた女の子、この子はその国の人たちにその国の言語で話しかけてはいたものの、おとなしく、自分が他の人のカメラのフレーム内に入っているとわかるとすぐにどく。
後で聞いてみるとシンガポール人の子だったらしい。
ああ、だから中国語話せたのね。ああ、だから周りの人を気遣った行動をしていたのね。

このモスクは外観も典型的なイスラム建築になっていて、幾何学模様の並んだその様はとても美しかった。
ダイヤモンドの中の世界、Shah Cheraghと、七色の朝日、Nasir al-Mulk Mosque.ダイヤモンドの中の世界、Shah Cheraghと、七色の朝日、Nasir al-Mulk Mosque.
ダイヤモンドの中の世界、Shah Cheraghと、七色の朝日、Nasir al-Mulk Mosque.

■トゥマンの罠

ちなみに、イランの通貨は、桁がでかい。1ドルが35000リアルくらいになる。
ただでさえ混乱するくらい桁がでかい通過に追い打ちをかけて、この国には通過の数え方が二つある。
リアルとトゥマン。
10リアル=1トゥマン
そしてみんな値段を言うときに単位を言わずに、数字だけ言うので、わざわざリアル?トゥマン?と確認しなければならない。
最初のうち本当に訳がわからなかった。
飯を食って、9000!と言われて、え、9000リアル?40円もしない?やば、イラン物価やす!!!!!って意気揚々と食っていたら、実は9000トゥマンで90000リアル、400円弱。

混乱したことがもう一つ、イランではクレジットカード、国際キャッシュカードが一切使えないので、お金はドルかユーロを持ち込み、国内の両替屋でイランリアルに両替しなければならない。
ある日、町の両替屋、といってもこの日は閉まっていたので、多分個人の両替屋のおっさんに両替を頼んだ。
どうせレートめっちゃ悪いんだろうなー、と値段を聞いた。
200ユーロで7800000リアル。
スマホのレート換算アプリで見てみると、200ユーロで、6500000ちょい。

はて(^ν^)

実際のレートより40ユーロくらい得してる。
なに、この人たちバカなの?
快く両替したった。

が、これ、後から聞いた話し、イランには二重でレートがあり、公式レートは実際両替するレートよりも悪いらしい。
なので、バカだったのは両替屋の親父ではなく、その事実を知らなかった自分の方なのでした。ちゃんちゃん。
何はともあれ、少し得した気分ではあった。



■本当に優しいイスラムの人々、イラン人。

シーラーズ空港に降り立って感じたのは、今までの国ではなかった「日本人」に対する温かさ。
まずビザの手続きをベンチに座って待っていると、一人のおじちゃん(この人が係りの人なんだけど)が俺だけを個室に呼んでくれて詳しく申請の説明。
それを見て他のオマーン人やら何人やらがぞろぞろと集まってきたんだけど。
そのおじちゃん、俺がビザの支払いを待っているとニッコニコしながら話しかけてきて、
「welcome to Iran.良かったらうちに泊まりに来てもいいよ。」と。
いきなりのお誘いにとても喜んだんだけど、おっちゃんの仕事もまだ続くだろうし、今すぐ家に行くことはできないと思ったので、電話番号だけ聞いて、とりあえずは街に向かうことに。

街に出てからも、道を歩いているだけですぐに声をかけられる。
それもインドのような、何かを売ろうとする目的ではなく、単なる(言葉が悪いけど)好奇心、というか、人懐っこさから声をかけてくる。
日本人、というと、99%の人が喜んでくれ、日本はとてもいい国だ!と言ってくれる。

ある時道を尋ねて、教えられた方向に歩いていると後ろからぷっぷーとクラクションを鳴らされ、道を教えてくれた男が車で送ってってやるよ!と。
もちろん金の要求なんてされない。

またある時は、食堂で飯を注文し、飲み物はいらないと言ったのにもかかわらず、飯と一緒にペットボトルのペプシが出てきた。
あれ、、飲み物は注文してないよ...?というと、
僕からのサービスです。
と。。。
おい!どんだけイケメンなんじゃい!!!!!!!

シャーチェラーグ廟に行った時は、警備員のおっちゃんが親しげに話しかけてきて、たわいもない話をしていた。
ペルシャ語の基本フレーズを教えてもらいながら、本来写真撮家が禁止されている内部で、
「ねえねえ、写真、撮っちゃだめ???ニコニコ」
「うーん、ごめん、写真は禁止されてるからダメなんだ。」
「そっか(´・_・`)」
(´・_・`)(´・_・`)(´・_・`)(´・_・`)(´・_・`)(´・_・`)(´・_・`)(´・_・`)(´・_・`)(´・_・`)(´・_・`)

〜10分後〜

「写真、撮ってもいいぞ!」
「マジで!?ありがとうおっちゃん!!」
そのおっちゃんは嬉しそうに写真を撮る俺を見て、警備員室に招いてくれ、お茶とお菓子をご馳走してくれた。
そして石をつないだアクセサリーみたいなものもくれた。


店でお菓子を買っていると、店員の青年がお菓子をおまけでくれた。


こんなことが1日のうちに何回もあるんだ。
彼らの見返りを求めない優しさってどこから来るのか。
日本人に対する親しみもそうだと思うのだけど、イスラムの教えが大きいのではないかなと思う。

イランは敬虔なイスラム教徒が多く存在する国であることは周知の事実だけれども、
イスラムの教えに、「旅人をもてなす心を持つ」というものがある。
おそらく今日のイランに生きる人々は意識的にそれを実践している部分は少ないと思うけど、
敬虔なイスラムの国であり続けた歴史に生きた人が受け継いできた文化が根付いているのかなと思う。


その一方で、イスラム教といえば紛争やテロが付いて回るイメージがあると思う。
自分もそんなイメージを持つ一人としてイランにやってきた。
シャーチェラーグ廟で声をかけてくれ、いろいろとイスラムの歴史について説明してくれたお姉さんがいた。
お姉さんが歴史を説明する中で、スンニ派とシーア派という単語が出てきて、パッと思い浮かんだ「シリア」という国を口に出した。
そうするとお姉さんは、
「武器を持ち、権力や支配力を求め争う人はイスラム教徒じゃない。イスラム教徒はお互いに親切にし合い、友情の心を持って人と接するものよ。」
こう言った。

KKK(クー・クラックス・クラン)を見て、これがキリスト教か、と連想する人はほとんどいないのに、覆面をかぶり機関銃を構える中東の男を見ると、ああイスラム教か、と思うのは何故なのだろう。
現状の世界情勢でイスラム過激派がテロや紛争を引き起こしていることは事実ではあるけども、そんな中でイスラムに対するステレオタイプを打破するにはどうすればいいのか。
本来のイスラムの教えに触れ、少しでも知り、理解すること、イランに来てその重要さがわかった気がする。

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COMMENT

ゆり

めっちゃ綺麗(*^^*)行ってみたい!

返信 REPLY

2014-12-20 09:01:13

KEI

ここはねー、久々に建築物でうおおおおとなった場所だった。おすすめ!ここだけじゃなくて、イランは全体的におすすめ!!!

返信 REPLY

2014-12-22 05:32:28


まさこ

モスクのステンドグラス、素敵すぎる!!!!
なんでこんなに綺麗なんだろうか。

返信 REPLY

2014-12-20 10:25:16

Kei

なんか朝だけしか見れないっていう時間限定なとこがまた良かった。季節によっても太陽の高さとかで見え方違うんだろーなー。
イランは綺麗なものであふれていたよ◎

返信 REPLY

2014-12-22 05:34:10


たっつん

こんな美しい場所があるなんて!
早く土産話聞きたいぞ^^!

返信 REPLY

2014-12-30 11:59:45

kei

ヤバいよね!世界はまだまだ知らない美しい場所で溢れてるわ。。
帰ったらご飯ね(^^)

返信 REPLY

2015-01-02 12:13:24


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