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東チベット見聞録其ノ三 〜ラルンガルゴンパという場所〜

2014-09-08 01:52:12 中華人民共和国 : ラルンガルゴンパ

タシデレー

みなさんタシデレ。
私は今、成都からチベットのラサに向かう西蔵鉄道の中におります。
東チベットから成都に戻ってきてからというもの、毎日誰かしらと会い、飲み、飲み、飲む日が続いていたので更新をサボっていました。
チベット自治区に入る前に一区切り、東チベットで見てきたものをまとめます。
ちょっと駆け足だけど。そして長文。そして背景画像のせいで相当読みにくいけど許してください。笑

Day 5, 6: 甘孜(ガンゼ) 標高3394m

ガンゼに早朝に到着し、この日は一日中寝ていた。
夕方やっと起き、レセプションで外国人登録をしていた時に何やら見覚えのある髪型の男が部屋の前を通過した。
確信。ニーハオだ。
ここの宿で前の町で別れたはずの日本人二人と再会した。

ここで東チベットを最初一緒に旅していた日本人二人を紹介。
チベットに一緒に行くことになっているニーハオ。(東チベットはチベットに行くパーミットを待っている間に来ている。)
彼は大学生の長期旅行者。短髪から一本伸びる三つ編みの調髪があまりにも中国人スタイルだったためニーハオと命名。
もう一人は同じく大学生のヒロハちゃん。
大学で写真を勉強する彼女は映画、本、もちろん写真にとても詳しくて話していてとても面白い(が、どこかぶっ飛んでいる)女子大生。
久しぶりの一人旅も束の間、二人に再会し、3人で泊まった方が安いということでトリプルの部屋に移動。(おそらく安いドミトリーもあるんだけど、見つけることができず、初日はシングルで130元払っていた。)
次の日に町にあるゴンパへ行った。

チベタンの若者がたむろしているんだろうなと思わせるようなカフェらしきものでドリンクを買いつつ、ゆっくりとゴンパを目指す。
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東チベットを回り終えた今感じることは、この町ガンゼの人々が一番温かく僕らを迎え入れてくれたんじゃないかなってこと。
すれ違うだけで陽気に挨拶をしてきてくれる子供達や、優しく道を教えてくれるおじいちゃんおばあちゃん。
こっちにきてお話ししましょうと声をかけてきてくれる女性達。
こんにちはとか、ありがとうとか、私の名前は〜ですとか、そんなチベット語しか話すことができないけれど、それでも満面の笑みで話しかけてくれる、話を聞いてくれる彼らの温かさがとても心地よくて、自分たちの周りに流れる何とも言えない気持ちのいい空気に包まれていると、ゴンパまでの長い上り坂の疲れも忘れてしまう。
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東チベット見聞録其ノ三 〜ラルンガルゴンパという場所〜

どこから来たの?と聞かれ、日本人です、と答えると、たまに私情からなのか反日教育からなのか汚い言葉を浴びせて来るチベット人はいるものの、ほとんどの人が僕らが日本人であることを歓迎してくれていたように思えた。
「モシモシ」
ほとんどの人が片言のかわいい発音でこの言葉を伝えてきた。

なんで知っているのだろう...

ゴンパに向かう途中に見えた看板で、「13個中1個目のゴンパはこちら」みたいなことが書いてある看板があったことから、
たぶんこんな白の塔(これがチョルテンと呼ばれる仏塔なのかな?)が13個あって、この塔の周りでコルラが行われているんだろう。
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※コルラ:巡礼地を祈りながら歩くこと。
後から知ったことなのだけど、コルラは必ず時計回りに行われるらしい。自分たち、反時計回りに回ってしまった...確かに逆走してくる人が多いと思ったんだよな。

理塘と同じように、ゴンパには赤い袈裟を着た僧侶がたくさんいた。
子供の僧侶はコインをボーリングのように転がしてきゃっきゃはしゃぎ、若者の僧侶はジュースとスナックを並べて友人同士おしゃべりをしている。
東チベット見聞録其ノ三 〜ラルンガルゴンパという場所〜

宗教に時間を捧げる僧としての厳しい規律や戒律がある中で、自分たちの周りにいるような若者と変わらない人間くささが垣間見えたその光景に安心感を覚えた。

ゴンパから見下ろすガンゼの町、ゴンパから見上げる美しい山、この場所にゴンパを建てた理由がわかった気がした。
東チベット見聞録其ノ三 〜ラルンガルゴンパという場所〜

そして、ガンゼの町には我々日本人にとってとても嬉しいあるものがある町。
それは、、温泉。
夜、小雨が降る中3人で真っ暗な道を進み、やっとたどり着いた「雪山温泉」。
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個室一室が15元で借りれるので、3人でいけば一人5元。おすすめです。
標高の高い寒い町で、この夜はぽかぽかに温まった。


Day 7: 甘孜(ガンゼ)→色達(セルタ) 標高3893m

甘孜(ガンゼ)→色達(セルタ)6:00発のパブリックバスを見つけ、乗車。60元。
この町で一旦ニーハオとバイバイ。自分とヒロハちゃんでセルタの町を目指す。
まだ夜も明けないうちに出発。
眠っていたらいつの間にか到着していたセルタの街で安い宿を見つけ一泊することに。
どこか淋しげな町。後にこの町で大問題が頻発することになるのだけど、それは後ほど。


Day 8, 9, 10: ラルンガルゴンパ

ついに、ついにこの日が来た。
町に入った瞬間息を飲んだ。
この世界にこんな集落があったのか。
何年も前に写真を見てから忘れることができず、ずっと来たかった場所。ラルンガルゴンパ。
東チベット見聞録其ノ三 〜ラルンガルゴンパという場所〜
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チベット仏教徒にとっての修行の地であるこの町には、中国政府から立ち退き要請が出されているらしい。
詳しいことはよくわからないのだけど、チベット仏教の力がこれ以上ここに集結し、大きくなることを避けるためだろう。
確かにここは東チベットを回って来た中でも他の町とは異なっていた。

・酒、タバコなどの嗜好品は一切売っていない。
・僧侶に笑顔がない(もちろん人に依るのだけど、一般的に)
・レストランなどの飲食店が極端に少ない
・肉が食えない(肉らしきものは、おそらくスポンジのような見た目の謎の加工品)

それだけで、生活への厳格な制限が感じ取れるこの町だからこそ、この姿を残すことができたのかもしれない。

この町では、ぜーぜー言いながら登った坂の頂上にあるホテルに宿泊(1泊35元)
東チベット見聞録其ノ三 〜ラルンガルゴンパという場所〜

僧侶は基本学校代わりにゴンパに勉強しにいくので、ゴンパの隣に学食みたいな場所がある。
そこで現地の僧が食べる物と同じ物を食べた。質素だけど、うまい。
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到着した次の日に、鳥葬というものを見た。
チベット人にとって神聖な死者の弔い方、鳥葬。
簡単に言ってしまうと、故人の体を鳥(鷹?鷲?)に食べさせるという葬儀。

ラルンガルゴンパから車で20分くらいのところにある山の中腹で行われた。
タクシーで行くこともできるし、歩いていくこともできる。

死生観についてとても考えさせられる葬儀だった。
細かい描写は避けるけど、もちろんその光景は衝撃的だったし、好奇心に満ちた観光客に葬儀を見られる親族は何を思うのだろうとか。
もちろんその観光客の一人が自分であることは間違いない。
ただ、見せてもらっている以上は、敬意を持って見させてもらおうと思った。ので、写真は一枚もありません。
自分が親族だったら、家族の体を切り刻まれる鳥に食べられるのは嫌だし、でもそこはお互いに理解のおよばない宗教の違いに依る死生観の相違なんだろうなと。
決して答えが出ることのない考えの違い。
これから旅を続けていく中でたくさん同じようなことを感じることがたくさんあるだろう。
答えが出るときは来るのかな。

この町には3泊もしてしまった。
見る角度に依って姿を変える、そして、どこから見ても美しいこの町。
最も感動したのは、宿の隣にある小高い丘からの景色。
町をまるまると一望できるこの場所から見た町は、ゴンパを中心にして、山にへばりつくように広がっていた。
この地球上にまだこんな場所があったんだ。
こういう感動を覚える瞬間、旅をしててよかったなと思う。
東チベット見聞録其ノ三 〜ラルンガルゴンパという場所〜
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Day 11: 色達(セルタ)

この日にセルタからマルカムという町(セルタと成都の中間地点)まで帰ろうと思っていた。
セルタには乗合タクシーと呼ばれる交通手段があって、人数が集まり次第目的地に向けて発車する。もちろんバスよりも割高。でもね、バスがすぐに売り切れてるんだよ。だから乗り合いしか手がなかった。
値段をかなり高額にふっかけて来るチベット人と僕たちジャパニーズとの決戦。
何人ものチベット人と交渉してやっと見つけたマルカムまでの乗り合いタクシー。160元でかなり安かった。
まだうちらしか人が集まっていなく、さらに人を集めてる間車の中で待ってた。
二時間くらい待ったところで、「さあ、車から降りろ、この車の行き先が変わった」と。
「は?」ジャップ全員ブチ切れ。切れても行き先が変わることがなかった。こんなことが頻繁に起きる町、セルタ。ごめん、こいつらのせいでかなりこの町が嫌いになった。
時間は既に15:00とかだったから直接成都にいくには遅すぎたから予定を変えて、次の日の早朝に成都に行ってくれる車を見つけて、明日早朝4:00にここで!という約束を取り付けてこの日は仕方なくセルタに一泊することになった。


Day 12: 色達(セルタ)→成都

早朝4:00。真っ暗で極寒の中約束通りの場所で車を待ち続ける。
待っても待っても来ない。
徐々に最悪のパターンが頭をよぎる。

「ばっくれられたな」

やっぱりこの町嫌い。雨も振る中待っていたこともあり、体が完全に冷えきっていた。
またまた予定変更。一旦チェックアウトしたホテルに戻って仮眠を撮り、昼前にもう一度車を捕まえようと。
仮眠の後戻ってきた乗合タクシーがたまる場所に昨日約束した奴はいなかった。いたらマジでぶん殴っていたと思う。それくらい僕ら全員むかついていた。
この日もあり得ないくらい高額をふっかけて来るチベット人達。
その中で運良く人が良さそうなおっちゃんを見つけ、しかも他の人を集めることなくすぐに出発してくれるって。
値段は一人400元とかなり高かったけど、成都に一刻も早く帰りたいうちらに選択の余地はなく、彼の車で成都まで行くこととなった。





東チベット周遊を終えてたどり着いた成都はもうホームそのもの。
本当に家のように居心地が良くて、さらにたくさんの日本人バックパッカーにも出会うことができて、帰ってからの毎日は最高にリラックスできた。
そして今、彼らに別れを告げて向かうチベット自治区。
東チベットで見た世界とは違う世界が広がっているのかな。

成都、東チベットで出会ってくれた人たちに、どうもありがとう。
また会える日まで、さようなら。
東チベット見聞録其ノ三 〜ラルンガルゴンパという場所〜

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返信 REPLY

2014-09-09 14:22:18


たっつん

う〜〜〜ん!今回も魅力的な写真がたっくさん!!!!
けいくんの写真、好きだなあ。
次の更新も楽しみにしてるよ^^

返信 REPLY

2014-09-12 11:45:51

けい

たっつん!ブログ見てくれててありがとー!
写真褒めてくれてじつはかなり嬉しいです。
更新頑張るからまた見てね〜^^

返信 REPLY

2014-09-13 17:51:12


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