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長年の夢、客家土楼に泊まってみた!

2014-08-07 16:53:38 中華人民共和国 : 永定

にーはお。

私は今香港にいます。
前にも書いたように、中国のビザが切れるからリセットするためだけに来た香港。
全てが高いし、バックパッカーにとっては辛い街。。。

で、今回はだいぶ前の話になってしまうのだけれど、アモイにいた時に訪れた客家土楼のことを書こうと思う。

客家とは何か!
以下Wikipediaから引用です。
「原則漢民族であり、そのルーツを辿ると古代中国(周から春秋戦国時代)の中原や中国東北部の王族の末裔であることが多い。
漢民族の中でも中原発祥の中華文化を守ってきた正統な漢民族[要出典]である。歴史上、戦乱から逃れるため中原から南へと移動、定住を繰り返していった。
移住先では原住民から見て“よそ者”であるため、客家と呼ばれ、原住民との軋轢も多かった。」

「主な居住地域は、中国広東省・福建省・江西省など山間部であり、梅州、恵州、汀州、贛州は客家四州と呼ばれる。
在外華僑・華人としてタイ、マレーシア、シンガポールなどの東南アジア諸国に暮らす者も多く、華人の3分の1は客家人である。」

「移民の通例として土地の所有が困難であったために流通や商業に従事することが多く、子弟の教育にも熱心なことで知られる。
商業の他には教育の高さから教職に就くことが多い。これらの特色から「中国のユダヤ人」などと呼ばれることもある。
客家を含む華僑はユダヤ人・アルメニア人・印僑と共に「四大移民集団」の一つと言われる。」

etc...

と、いうことです。
そういえばチャンピンでもてなしてくれたマレーシア人の友達たちも客家出身と言っていたな。中国だけかと思っていた。
今まで、客家=土楼のことかと思っていたんだけど、客家とは民族の名前だったんだね。。学びました。
客家の人々は土楼と呼ばれる円形(時には四角)の集合住宅に住んでいて、wikiにもあるように移住を繰り返していたために多かった原住民との戦乱に適するデザインになっている。

それは後で書くとして、この客家について初めて知ったのはもう何年の前のことで、世界不思議発見でこの土楼を見て以来いつか絶対に行きたいと思っていたわけ。
その独創的な形とか、争いに適する形のデザインとか、そそるものがあって。
この客家土楼に行きたかったからわざわざこの糞遠い東へ来たんだ。
この客家土楼に行くのが長年の夢だった。
行くだけではなくて、ここに泊まることが。

そんでアモイのホステルで情報収集。ツアーとかは絶対に嫌だったので、行き方を聞いてバスで行くことに。
その時に、「ここって泊まれるんだよね?」って聞いたら、「何言ってるの?泊まれないよ?」との返事。
「え?」
でも俺にはここに泊まる自信があった。何故なら過去に泊まった人を知っているから。
でも世界文化遺産登録にあたって泊まれなくなったとかそういうこともあり得ると思って、少しドキドキはしていた。笑

そんで、いざ出発の時。
アモイの街からバスで永定という街まで(58元)。バスで3時間くらいと聞いていたのに、6時間近くかけて永定に到着。
宿の人には、永定についたらそこからバイクのタクシーとか捕まえて土楼に行けるよ、と言われていたんだけど、
永定のだいぶ前にバスから土楼見えてたんだよね。そこで降りた方がスマートだったんじゃないの...?
そんな疑問はそっと胸にしまって、いざバイクタクシー探し。
実際には探す必要なんてない。嫌でもあっちから寄ってくるから。うざいくらいに。
片っ端から値段交渉。
おっさん1「100元!」
俺「高い!」
お2「110元!」
俺「あっち行け!」
お3「90元!」
俺「高い!次!」

でも時間は既に19:00前、日が暮れかけてるのもあって、みんな安くでは乗せたがらない。
あー、どーしよ、このまま交渉してても暗くなるだけだな、、、って思ってたら、なんかいつの間にか人だかりができてて、
その中の一人の女性が日本語で話しかけてきた!!!日本語を勉強したことがあるらしく、英語が通じないこのタクシードライバー達を相手にするには本当に助けになる。
まあ結局その女性に助けてもらっている途中に60元で乗せてくれるおっさんが現れて、もうその人に決めちゃったんだけど。

でバイクで二ケツすること1時間、ついに客家土楼に到着!
あたりはもう真っ暗。でも土楼の入り口には人がたくさんいてちょっと安心した。
でもまだ安心しきれない。泊まれるかどうかわからない。。。泊まれなかったら野宿だな。寝袋も持ってきたし大丈夫。
いざ突撃!
土楼に入るや否や、一人の老婆が現れて、こっちだよ的な感じで俺の前を歩き始めた。
寝るジェスチャーしてたから、あ、部屋に案内してくれてるんだ!なんだやっぱ簡単に泊まれるんじゃん!

と思ってた。

連れて行かれたのは土楼の4階。
婆「さあ!ここから写真をとりなさい!」(中国語わかんないから想像。でも写真とるジェスチャーしてた。)
俺「え、いや、もう暗いし明日の朝撮るよ。」
婆「写真!写真!!!!!」
俺「tomorrow!」
婆「不欲?!写真!!写真!写真!!!!sh」
俺「不欲!!!(撮りたくない!の意)」
婆「わかった、じゃ、はい、10元払ってね。」
俺「は?」

最初この老人ボケてるのか痴呆なのかって本気で心配になっちゃって、最初本当になんで金を要求されてるのかわからなくて、
まあこの場所につれてきてあげたから払えってことなんだろうけど、とりあえず入り口あたりに英語話せそうな人がいたからそいつに通訳してもらうために入り口まで引き返すことに。
ちなみに今日泊まりたいんだけど?ってババアに言ったら、「100元」とか言い始めて、ふぁーーーーーっく!高い!

入り口まで戻ったは良いものの、誰も英語話せない。。。
とりあえずババアはひたすら10元要求してくるけどとりあえず放置しておいて、他の爺に泊まりたいんだけどいくら?と交渉してみた。
そしたらババアがその爺に何やら話しかけてて(たぶん「この日本人が金払わないのよ、なんとか言って!」的な)、その爺まで金を要求してくる始末。
ただでさえ長時間の移動で疲れていたから、もうだんだんイライラしてきて、いや、俺の前を歩いてただけで10元とか絶対払わないかんね!ってずっと言っていたら、最終的には公安(警察的な)が現れて、
ババアに10元払いなさい!と。
いや、納得いかない理由で金要求されるとかよくあることだけど、この時の婆と爺と公安(プラス集まってきた野次馬多数)がうざすぎて、
しかもそのタイミングで爺が「100元!(1泊)」とかなぜか切れ気味で叫びだして、もうこちらもついにぶち切れ。

「Shut the fuck uuuuuuuuuuuuuup!!!!!!!!!」

10元を婆に投げつけて、いろいろと汚い言葉も吐いた。
いつもなら絶対払わないけど、ここでトラブルになって土楼に泊まれなくなることは一番さけたかった。
たかが10元で長年の夢が断たれるなんてバカすぎる。
だいぶむかつきながらも払ったよ。

そこから爺との対戦。ひたすらなぜか切れ気味に「100元!!」とか叫んできて、婆の一件でだいぶむかついてる俺はかなり目を見開きながら
「50元(低い声で)」と。
その値段にさらにヒートアップする爺。爺は60元まで下げてきたけど、俺はかたくなに「50元」(鬼の形相で)。
10分くらいそんなやり取りが続いて、あっちも最終的に切れだしておれの腕つかんで無理矢理連れて行こうとするし、
こっちはこっちでだいぶむかついてるから最終的に日本語でキレてたし。

そんな時に一人のおばちゃんが登場。
「なになに、何もめてるの?50元?良いわよ、うちに泊まりなさい。ついてきて」
という神の一声で爺との対戦も終了。
俺の腕をつかんでくる爺を「触ってんじゃねえよ(日本語で)」と睨みつけて、神のおばちゃんについていきました。

土楼では、ここに住んでいる家族が自分たちの部屋を所有していて、それを自分の裁量で客に貸し出しているって感じ。

おばちゃん「本当は80元で貸してるんだけど、特別50元で泊めてあげるからね!(たぶんこんな感じの文章)」って言ってくれて、「謝謝」連発したわ。
部屋はめっちゃ汚いし虫も出るって聞いていたんだけど、かなり綺麗だった。ちょっと旅人としては複雑な心境。。笑
長年の夢、客家土楼に泊まってみた!

部屋に荷物を置いて、土楼の中をぐるぐるしていたら、一人の男性が話しかけてきて、上を指差して何か言っている。
たぶんまた4階に連れて行って金を取ろうということだろう。
華麗にNOと言い通り過ぎた。
二周目にまた同じ男に会った。
今度は、まあここに座れよ、と椅子を差し出された。
座ってみたら、彼の妻らしき人が、お茶飲んで行きませんか?と英語で話しかけてきた。
俺「あー、飲みたいけど、お金かかるんでしょ...?(完全に疑ってかかってる)」
妻「ここは私の家です。お金かかりません。」

というわけでお邪魔してみた。
本当にお茶をごちそうしてもらった。(お茶のパックのセールスはありましたが丁重にお断りしました。)

その男の姪(姪と言っていたけどたぶん義理の妹だと思う)が現れて、その子が英語を話せて土楼についていろいろ聞かせてくれた。
その子はこの客家出身で今はアモイの大学に行っているんだって。

客家土楼は一つの土楼の中で社会が成立している。
そのため、教育や祭事も全て中で行われるだと。

↓が土楼
長年の夢、客家土楼に泊まってみた!

真ん中から4層になっているのがおわかりいただけるだろうか。

一番真ん中が、一番大事な場所。そのため、結婚式や葬式を行っていた。
内側から2層目が、教育の場所。
内側から3層目がミーティングルーム。誰かとおしゃべりしたり客人をもてなすための場所らしい。
一番外側は住居。

ただこれは昔の話。
今では内3層は全部クッキングスペースになっているとのことw
ふぬ、興味深い。

その日はその一家とおしゃべりして、お茶ごちそうになって、客家土楼に泊まれている幸せをかみしめながら客家の空気に包まれながら眠りに落ちた。
長年の夢、客家土楼に泊まってみた!長年の夢、客家土楼に泊まってみた!

次の日起きて下へ降りていったらこの部屋を貸してくれたおばちゃんがいて、ご飯食べていきなさい!と部屋に招き入れてくれた。
中には娘さんとその子供。朝食はお粥でした。粥はどこのレストランにもあるけど、この日中国来て初めて食べた。うまかった。
長年の夢、客家土楼に泊まってみた!長年の夢、客家土楼に泊まってみた!

その後は昨日撮れなかった分ここぞとばかりに写真を撮る。

廊下を撮ってみたり、
長年の夢、客家土楼に泊まってみた!

ちょっと内側に入ってみたり、
長年の夢、客家土楼に泊まってみた!

外から撮ったり、
長年の夢、客家土楼に泊まってみた!
↑先にも書いたように争いに適したデザインになっている土楼は窓が極端に少ない。入り口も基本的には一つ。(この土楼は最大の土楼なので複数の入り口があった。)

一回り小さい土楼に行ってみたり、
長年の夢、客家土楼に泊まってみた!

丘の上に登って上から撮ったり。
長年の夢、客家土楼に泊まってみた!

下っている時に泊めてくれたおばちゃんに会って、野菜を作っているのよーと話しかけてきてくれた。
長年の夢、客家土楼に泊まってみた!

このおばちゃん大好きです。
僕の夢を叶えてくれてどうもありがとう。

その後弾丸で客家を後にし、永定に戻り、中国で食べた中で一番うまい焼きそば(7元)をこの店で頂きました。
長年の夢、客家土楼に泊まってみた!


そして今は香港。
香港での短い時間を共にしたゲラルド、ラフ、イマニー、ありがとう!
長年の夢、客家土楼に泊まってみた!

ちなみに香港の夜景はかなーり綺麗だった!
長年の夢、客家土楼に泊まってみた!

後で中国に再入国して、今日の夜の電車でやっと成都を目指します!
長かったなあ。
成都にはどんな景色があってどんな人と出会えるのか、楽しみ。


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COMMENT

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けーちゃんキレ過ぎ(笑)
でもそれくらいじゃないと騙されるね!
やるわ〜!
すんごいとこだし、いいおばちゃんとの出会いはナイスだね!

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2014-08-07 21:41:27

Kei

中国入ってから常に切れててヤバイ笑
もうちょっと受け流さなきゃいけないのかなとも思いつつ…
でもお金は大事だからね!!!!
ウザいやつたくさんだけど、このおばちゃんみたいに良い人との出会いもたくさんあるからなんとかやっていけてる(^_^)

返信 REPLY

2014-08-09 20:16:31


まなみ

ブログ楽しみに読ませてもらってます!
柑菜にけいちゃんだよーて写真アップで見せたら
あっ!じーじ!あーちゃん!て指差して喜んでたよ(^-^)
身体に気をつけて頑張ってね〜( ^ω^ )

返信 REPLY

2014-08-07 22:04:59

kei

まなみちゃん、コメントどうもありがとうーー!!!
ブログ見てもらえて嬉しいです(^_^)
あー、柑菜ちゃん、、おじさんのこと覚えててくれて嬉しい(>_<)
お盆に川越に来るって聞いたから、その時Skypeして話せるの楽しみにしてます!!

返信 REPLY

2014-08-09 20:20:16


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